人生とは-支え合い-

天罰が怖い?

私が一切の活動を辞め、自宅で心の整理と休養をしていると支部長仲間から電話をいただく。
  「○○さん、お元気ですか?どこか悪いところは
      ありませんか?」
  「ええ、元気ですよ。心配してくれてありがとう
      ございます。気になるようでしたら見に来て確
      かめたらいいですよ。私のことよりもみなさん
      はどうしていますか?」
等と話しながら、やはり会って確認したいということになった。

私が気になっているのは残してきた塾生のことだけで、あとはそれぞれの判断で決めればよいと思っていた。
ところが、本部側は私が人類救済活動を放棄したら天罰が下る。重い病気になる等々で、私を辞めさせないようにしたかったようだ。「私のことは心配しないで、辞めたかったら辞めればよい。天罰なんてないんだからね。みんなにも伝えてあげてね。」と。
そして、何度も電話でやり取りをし励ました。


まさかの電話
ある時電話が鳴った。受話器を取ると男性の声。
「もしもし。○○さんのお宅ですか?」
「はい。そうです」
「○子さんはいらっしゃいますか?」
「はい、私ですが」
「あっ、よかった。実はこちらは警視庁○○課でして、名簿を見て電話をしています。あなたは支部長ですね?」
「いいえ、以前はそうでしたが今は辞めています。」
「どうして辞めたのですか?」
「うーん、いろいろ感じることがありましてこのままではいけないと思ったからです。」
「あっ、それはよかった。」
一瞬、電話の向こうがざわめき、緊張が走った。
「それでは詳しく聞かせていただきたいので、今からそちらに伺いますからどこへも行かず待っていてください。1時間ぐらいで着きますからね。」
と言って電話は切れた。

私は、ひとりだけに電話を入れ事情を話した。彼女は精神的に不安定な面があるので、突然自宅に来られたら混乱すると思い、我が家で一緒に事情聴取を受けておいた方が良いと思ったからだ。(事実、彼女の家にも地元警察署から捜査官が来て玄関のブザーが押され、彼女は混乱を起こし、私に電話をしてきた。私は警視庁へ電話をし苦情を言って帰ってもらうよう指示を出してもらった。)

ということで、我が家では刑事さんに友人も紹介し、和やかに質問に答えて行った。
そして、この状況では簡単には終わらないと思い、「そろそろ夫が仕事から帰ってきますから会って行ってくださいませんか。その方が夫も安心しますから。」
すると上司に電話報告し、時間的に職場に帰らず自宅へ直帰することに。

とにかく、警察が本格的に事件として着手していることが分かったのだ。

そして、何回目かの時に上司があいさつに来た。
これはどう捉えるべきなのかしばし考える。
さすが天下の警察。
先ずは私をどこまで信じられるか?いわば面接試験?
無駄なことは一切言わない。誘導するようなこともなく、しっかり捜査協力を「よろしく」という事だった。

私は被害者意識なるものを一切持っていないし、私が体験してきたことをありのまま話すだけ。判断するのは私ではないことをはっきりと知っている。

そして、捜査をするうえで基本的な知識を持っていただくべく説明をさせていただく。
例えば「あたま」「あたまつき」「おもい」「おもいが下がる」「天声」「天仕」「観いの定め」等々。

我が家へ何度も来ていただいたり、その内私たち夫婦も霞が関の本庁へいき職場を拝見。食堂で昼食もいただいたりもした。

とにかく早く終わって欲しかった・・・

しかし、まだまだ終わらない。
他の支部長も呼び出されて事情聴取を受けていた。中にはすごいショックで、帰りの地下鉄駅ホームから電車に飛び込もうと思ったがなんとか家に帰って来たという人もいた。
なんとかみんなを支えなければこの先どうなっていくのか・・・
なにしろ規模が大き過ぎるし、マスコミも大きく取り上げるようになっていき、おさまるどころではなかった。

そして、私は夜中に激痛に襲われるようになり悶え苦しむようになった。それは以前から医師に「早く大きな病院へ行ったほうがよい」と言われていたことだったが、天伺いを出したときにどちらでもよいという答えだったので、急ぐ問題ではないのだと理解したことから始まっていた。

けれど、私が病院へ行けば確実に入院することは間違いない事で、仲間のことを考え「今ではない」と耐えに耐えた。

                                                               ーーーーつづくーーー


私を生かし活かしてくだりありがとうございます。
心から感謝いたします。(⌒人⌒)


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