「フレッシュベーカリーささやま」さん

「フレッシュベーカリー ささやま」さんに伺いました。
よつ葉牛乳、バターを使って無添加のパンを作っているお店です。
ご主人の笹山詔二さんは大学卒業後、東京で就職するも会社が倒産。
瀬戸に戻って実家のパン屋さんに入る(当時は山崎パン)。
修業は栄で大学の同級生がパン屋さんを営んでいたのでそこで修行。
6年後に今のお店になり約50年が過ぎたという。

昔ながらの素朴な味のプリンもその時に職人さんから学んだそうだ。
「この作り方しか知らないよ。」と言われるがこれが美味しいんです。

どうして無添加のパンを作ろうと思ったのかを聞きました。

当時、瀬戸市近郊で無添加パンを作ろうという大きな動きがあったそうだ。
詔二さんも子供さんが小さく安心、安全なパンを作りたいと意気投合。
時代も公害問題が巷を賑わしていた事も少なからず影響があったのだろう。

昔は名古屋港の倉庫まで行って一度に大量の小麦を購入していたそうだ。
良い物を手に入れる為には手間を惜しまないという事なんでしょう。
当時はアメリカ、オーストラリアの小麦粉にバラツキが出てしまっていた。
結果、イーストフードを使って「誰もが同じ様に使える」小麦粉が普及した。
当時は北海道産の小麦粉もバラツキがあり、苦労したらしい。

インタビュー中、現在の農薬の問題にも繋がっていくようなお話も
していただいた。
話を聞いて詔二さんのパンに対する情熱、研究熱心さを感じさせられた。

詔二さんは「ここまで続けられて来れたのはお客さんのおかげ」と言う。
お客さんの中には週に食パンを5、6斤買っていかれる方もいるそうだ。
かくいう私も商店街に来たら必ず寄って買います。

コロナ禍の前は県立大学の学生にパンを30種類程、販売していたそうだ。
学生さん達も販売再開が待ち遠しいだろうな。

店内には市内在住のイラストレーターが描いてくれたポスターが貼ってある。
詔二さんと和代子さんの似顔絵が描いてあるカードもあり微笑ましかった。
 

図書館についてお話を聞くと「地域にとって大切だよ」と仰ってくれた。
因みに詔二さんは「歴史物」が好きなんだそうだ。

気付いたら40分インタビューさせていただきました。
本当にありがとうございました。
いつまでも体に優しい無添加パンを焼いて下さいね。

フレッシュベーカリーささやま
瀬戸市末広町2-25 (末広商店街 入口直ぐ右側)
0561-21-6460


(めじはわざなか@STEP)

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