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アロマセラピー レッスン1続き(ミイラ、クレオパトラ)テキスト

2.アロマの歴史

昔から香りは神に関わる儀式や、死者への弔い、病人への薬、異性への媚薬と色々と使わ
きたようです。世界史上で香りはどのように位置づけられているのでしょうか。
歴史の扉をたたいてみましょう。

1 エジプト
B.C.3000年頃に建国された古代発祥の地であるエジプトでは、香りは主に(神への捧げ物)として用いられていました。蒸香は悪魔祓いに使われたり、病気を治療したり、性交の後も使われました。ラテン語の"Perfume (芳香)"は"Per=through(〜を通す)
"fume-to smoke (煙を出す)"から来ています。これからも香りの起源が、木や葉などを
燃やして空に立ち昇った煙とともに香りを嗅いだ(薫香)だということがわかります。

(1)神に薫香を捧げることの重要さ
エジプトの人々は太陽神ラーに対し、香煙に乗って魂が天国に導かれるように祈りの儀式
を捧げていました。時刻によって焚かれるも物は異なっていました。朝は日の出とともに(フランキンセンス)が焚かれ、正午には(ミルラ)が焚かれました。また、日の沈む時には(キフィ)
と呼ばれる16種類の香りをブレンドしたもので人を寝付かせ、不安を鎮め、楽しい夢を見させたといいます。

(2)ミイラ作り


(3)クレオパトラ



2 地中海地域
《イスラエル》
B.C.15〜B.C.1世紀頃のイスラエルは旧約聖書の舞台です。数々の香りのエピソードが綴られています。この時代も、神への捧げ物の作物や、羊などに乳香などの香りが添えられていました。神と人を繋げる役割で使われていたのでしょう。

(1)キリスト誕生

(2)ソロモン王


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