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ただの水で売上400億円❗️水は売り方次第では高く売れる
ただの水で売上400億円。
僕も長らく「水」を売っていたことがあるのでわかりますが「水」は究極に差別化が難しい商品。それを見事な手法で差別化を図ったのがこの「Liquid Death」。
要するにかっこいい缶に入ったオーストリア産の「アルプスの天然水」みたいなもの(笑)。ぱっと見はそう映るかも知れませんが実はものすごく興味深いマーケティング戦略をとっています。
それは「飲むシーン」を変えたということ。
・食事と一緒に飲む
・スポーツ時に飲む
・熱中症対策で飲む
・お風呂上がりに飲む
通常、水と言えば「生活的」「健康的」といったイメージがつきまといますが、「Liquid Death」はクラブやライブなどの「お酒を飲む場でもダサくない水」というのがコンセプト。写真を見てもアルコールを飲んでいるようにしか見えませんよね。
ナイトシーンでは「浮かない」というのがユーザーのインサイト。これに対する明確な「解」が若者にバカ受けしたようです。
こんな派手なパッケージでイケイケな雰囲気なのに、プラスチックよりリサイクルしやすいとされるアルミ缶を使用するというエコフレンドリーなギャップにもやられます。まるで手が付けられない不良なんだけど、実は子供には超やさしいみたいな感じ。キュンとしてしまいますよね笑
ついつい日本の商品は、「軟水」「炭酸水」「果実風味」のような製品自体で差別化を図りがちですが、「Liquid Death」は徹底的に利用シーンを変えたことで圧倒的な差別化を実現。
派手な印象とは裏腹に地道にSNS活動で認知を広めており公式インスタは現在334万人ものフォロワーを抱えています。これぞマーケティングのお手本ですね!
他の業種でも「もし利用シーンを変えるならどう売るか?」これを考えつづけるとマーケ力がぐっと高まりそうです😆
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