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おすすめアニメ✨その2

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魔法科高校の劣等生


一種の超能力が魔法と呼ばれ、その魔法を扱う才能を持った者たちが「魔法師」として存在する世界。日本でも優れた魔法師を養成する高等学校が幾つか作られた。そのひとつ、国立魔法大学付属第一高校に入学した司波達也だったが、強大な魔法の力を持ち、一科生として同じ高校に入学した年子の妹の司波深雪とは違って使える魔法が少なく、劣等生組の二科生に甘んじていた。

 そんな達也や他の二科生たちを侮り誹る者たちが現れるのが、格差の存在する世界のセオリーで、エリートぶる一科生から数々の嫌がらせを受けることになる。けれども、達也には使える魔法が少ない代わりに他の誰も持っていない最強とも言える能力があった。魔法に関する厖大な知識も持っていた。これらを駆使し、達也は劣等生組の持つ個々の才能を引き出しチームとしてまとめ上げ、優等生組を圧倒すらしていく。まさに下克上の物語。魔法が単に呪文を唱えるだけで勝手に発動するのではなく、物理的な作用を人為的に起こすことで効果を発揮するような体系づけられたものとなっていることも、現象への納得感を含んだ関心を抱かせた。理屈っぽさを感じる人もいそうだが、だからこそぶつかりあう魔法のどちらに分があるかが理解できた。詳細に説明され続ける多彩な魔法による現象の数々から、この世界の深い部分に迫れるような感覚を味わえるところもあった。

 どうして達也は劣等生であり、同時にとてつもない力を持った魔法師なのか。それは、所属する魔法師の師族によって幼い頃に施されたある人体実験の結果だ。分解と再生という生まれ持った魔法の能力が極限まで高められてしまったことで、他の魔法を使えず総合力が判定される試験では劣等生扱いされてしまった。けれども、極大化された能力を駆使すれば、それこそ核兵器すら凌駕するような爆発すら引き起こすことができる。実際に、国家間の紛争でその力をふるって見せて、世界を戦慄させる。

 徐々に明らかにされていく達也の秘密といったものが、虐げられた劣等生から圧倒的な力を持ったヒーローへとイメージを変えていく。以後は、次々に現れてくる同年代のライバルたちや、国外から襲ってくる敵、そして別の師族からの攻撃、さらにはパラサイトと呼ばれる異次元の存在に対して達也が見せる強者としての戦いぶりによって、強い爽快感がもたらされる。これが、「魔法科高校の劣等生」シリーズの大いなる魅力だ。

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魔法科高校の優等生


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