見出し画像

アルベルト・アインシュタイン

“この世で最も理解できないことは
それが理解できることであるということだ”


アインシュタインには珍しく、
実に難解な言葉ではある。

アインシュタインの多くの言葉は基本的に
分かりやすいものが殆どだ。

しかし、この言葉を紐解くにはそれなりの
時間と知識が必要になるだろう。
今回はこの言葉を説明していきますが、
出来るだけわかりやすくはします。

「この世で最も理解できないことは」
まずはここからですね。
こうして一文だけを切り抜くと
簡単に理解できると思います。

この言葉をよく噛み締めて、
まずは、この世で最も理解できないことは、
で思考を留めておくことが重要になります。
この先の言葉は今は考えず、覚えるように
頭に入れる事が大切です。

それが理解できることであるということだ」

そしてこの文章の続きが、こちらになります。
頭の中で「それ」を先ほどの
前文の意味に置き換える事が大切です。

この言葉に関して言えば、「理解」という言葉
が鍵となってきます。

まずこの世で最も理解できないことは、
人それぞれに違いがあります。
それは絶対的なモノである事は希でしか
ありません。

当然ながら、自分が理解できない事なので、
分からない事を理解できない事になります。

この言葉は成長を促す意味も含んでいて、
理解できない事は確かに存在しますが、
それはあくまでも理解できない事を
指しているだけであって、
理解できない事を知るという意味で、
それが理解できることだと言う事になるので、
実際には理解はしていないが、
その理解できないことは、中身が分からない
だけであって、概要的なものは知っている
と言う事になります。

このような言葉を仮に誰かが話したとしても、
その人は言葉は知っているだけであって、
理解はしていないと言う事になります。

正にこの言葉通り、ただ知っている人と
言う事になるので、詐欺や知識をひけらかす
ような人は好んで、このような言葉を使う
でしょう。

「この世で最も理解できないことは」
これは何歳、何処でそう思ったかが重要に
なります。
何処とは場所を指すのではなく、人生に於ける
いつかという意味での何処になります。
年齢に関しては、それなりに知識を収めた人
であるかどうかも問題になりますが、
当然、人間は全てを知る前に逝きます。
その為、ある程度の余生が必要になるから
年齢はそういった意味でソレとしてください。

それが理解できることであるということだ」
つまりは大抵の場合、人生の過程に於いて
の事であるならば、自己啓発等により、
理解に達する事も可能だと言う意味になります。

しかし、絶対的に理解できない事も実際には
あるので、そのような場合を指すのであれば、
この言葉の意味は全く別物になってきます。

このような言葉を理解しようとする時は、
通常の理解の仕方では迷路に入った迷子の
ようになってしまい、理解に達する事は
出来なくなるので、言葉を見て、その意味の
解き方は変わっていきます。

私が今、この言葉に対して説明したのも、
あくまでも私個人での意見でしかありません。

中には納得できない人もいると思います。
その場合に必要になるのは、自分の思う答えに
対する理論的説明が必須となります。

哲学に関しては、必ず理論が必要になります。
ただ単に違うと思うだけでは通用しない世界です。

世界中でそれぞれが視野と捉えている分野に於いて
理論付けする事に多くの時間を割きます。
それは自分自身でも考え始めてから、理論的結論を
導き出すまでの過程の間に、人は成長します。

理論を出したとしても、反論されて理論が崩れる事
は多々あります。
この言葉の主であるアインシュタインも理論を
打ち立てましたが、反論された理論のほうが勝り、
更にその自分の理論よりも勝っていた理論を
打ち消す理論を展開するなどして、人々は成長
してきました。

仮に自分には難しいと思う言葉に出会った時は、
暫くの間、眠らせておくのも1つの手です。
全く解らないほど難解な言葉であれば、
その時点で理論的な解釈をするのは困難だと
言えるからです。

何事に関しても、諦めずにいられるのであれば、
いつか必ず人生の意味や、多くの意味のある
自分自身の人生に対する思いは想い出のように
思える日を迎えることができると私は思います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?