第一章 第十一話 リュウガ対王子カミーユ部隊との戦い
リュウガは突風のように速い愛馬の背に乗り、
イストリア王国へと向かっていた。
今回はいつもと違い、別件である天魔の戦いについて、
語らねばならないことが多くあり、ミーシャとの
時間を作れるかどうか、まだ不明のままであったが、
顏を見れたらそれだけでも良いと、想いを寄せながら
天を駆けて向かっていた。
イストリア王国に近づくにつれて、高度を落として
城塞である上空近くから、近づこうとした時、
突然、巨大な投石を連続して飛ばしてきた。
リュウガはアニーに「安全な場所にいてく