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アートとわたし

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私の美術館巡り、アートに関する書籍を読んでの感想の他、アートに関わるクリエイターさんの記事を載せています。
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2023年6月の記事一覧

【読書日記】 みるみるわかる「西洋絵画の見方」を読む

「何か新しい内容のアートの本はないかなあ」と本屋の美術関係の書籍コーナーを見ていたところ、見つけました。パラパラと中を見てみると、私が知りたかったこと、ずっと疑問に思っていたことが書かれており、即買い。即読み。 第一刷:2022年10月31日 発行元:株式会社 小学館 著者:壺家 めり 内容:本書は、難解に思われがちな伝統的な西洋絵画(古典絵画)の規則や枠組みについて、著者自身によるツボを押さえたイラストと美麗な作品図版を用いて、わかりやすく面白くそのエッセンスを解説。古典

新聞の読者投稿「美術館 気がねなく楽しみたい」を読んで

某新聞朝刊6月1日の読者投稿「声 Voice」の記事を読みました。 「美術館 気がねなく楽しみたい」というタイトル。 障害のある小学生の娘さんは絵を描くことが好きで、展覧会に行くと刺激を受けられるそう。 美術館といえば、列に並んだり、作品の前には人だかりができていたり、また、静かにすることを求められていたりなどから、美術館へ行くことはハードルの高さを感じるということです。 人は、障害のあるなしに関わらず、美術作品や美術館という空間から様々なことを感じ、受け取ります。そして