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アートとわたし

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私の美術館巡り、アートに関する書籍を読んでの感想の他、アートに関わるクリエイターさんの記事を載せています。
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2022年6月の記事一覧

【読書日記】 「森美術館のSNS マーケティング戦略 シェアする美術」を読む

行ったことはないけれどもSNSで「知ってる気分」になっている森美術館。「美術館のマーケティング戦略って?」と興味がわきました。 第1刷:2019年6月12日 発行元:株式会社 翔泳社 著者:洞田貫 晋一郎 内容:2018年美術展覧会「入場者数」1位・2位を達成した森美術館がこれまでに取り組んできた展覧会におけるさまざまなSNSの取り組みを紹介します。 森美術館 行ったことないけど「なんだか他の美術館とは違う」というイメージは本当だった本を読む前から、森美術館が「なんだか他

【読書日記】 「西洋美術は 彫刻 抜きには語れない」を読む

最近、美術館の講座で塑像を造るという体験をしてから、「彫刻」が気になっていました。この本のタイトルと表紙は非常に印象的でした。 第1刷:2022年4月22日 発行元:株式会社 翔泳社 著者:堀越 啓 内容:彫刻とは何かに始まり、その魅力や歴史、見るべき作品、そして彫刻を見るためのポイントについて、わかりやすく紹介し、美術鑑賞をより楽しくする本です。 かたいことはわからないが、「彫刻ってなんかおもしろいかな」本の副題に「教養としての彫刻の見方」とありますが、そういったことは

【アート日記】 大塚国際美術館のバックヤードを知る

私の最も好きな美術館の一つである大塚国際術館のバックヤードを知る番組を見ました。 NHK「ザ・バックヤード 知の迷宮の裏側探訪」、以前から気になっていた番組です。 大塚国際美術館とは 大塚国際美術館は徳島県鳴門市にあります。 世界の名画千点以上を原寸大の陶板で再現している大きな美術館です。 遺跡や礼拝堂などの壁画を空間まるごと再現した展示もあります。コロナ禍前は、作品に触れることができたので、やわからい、するどい、すばやい、もりあがっているなどの筆のタッチを指先で感じ取る