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母とわたし

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年老いた母と過ごす時間や本を通して考えたことを綴る記事を載せています。「介護」というほどでもないのですが。。
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#読書感想文

【読書日記】 「利用者の思いにこたえる 介護のことばづかい」を読む

帯に「アンケートとインタビューで明らかになった」とありました。実際の声を集めて、ことばづかいについて言及している本は珍しいと思い、読みました。 第一刷:2019年3月1日 発行元:株式会社 大修館書店 著者:遠藤 織枝・三枝 令子・神村 初美 内容:利用者と家族は何を望んでいる?アンケートとインタビューで明らかになった“介護される側”の声を多数紹介しながら、介護現場の心地よいコミュニケーションのありかたを考察。(Amazonより) 「介護者はこんなことばかけをするとよいで

【読書日記】 「老いた親を愛せますか?それでも介護はやってくる」を読む

著者の岸見一郎さんの「介護のためのアドラー心理学入門」を先日読み、非常に共感しました。自分を見つめ直したく、さらに一冊手にとりました。 第1刷:2015年12月10日 発行元:株式会社 幻冬社 著者:岸見 一郎 内容:私たちにとって幸福とは何か? 70万部のベストセラー『嫌われる勇気』の著者にしてアドラー心理学の第一人者が、ありのままの家族の関係を提言。 「愛せますか」「それでも」・・・タイトルが衝撃的「老いた親」というとマイナス面ばかり思い浮かんでしまいがちです。 「動

【読書日記】 「看る力 アガワ流介護入門」を読む

気になっていた本をようやく手に取り、一気読みしました。著者の阿川佐和子さんの著書「聞く力」が大変面白かったことと、最近高齢の母と接する時間が増え、「介護」という言葉に反応したことから手に取りました。 第1刷:2018年6月20日 発行元:株式会社 文藝春秋 著者:阿川佐和子 大塚宣夫 内容:介護経験豊富なアガワと高齢者医療の第一人者である大塚医師の二人が語る親&伴侶の正しい介護法、理想的な老後の生活術ー。 アガワ流介護で明るくなれた 阿川さんと大塚先生の対談で介護の話が