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母とわたし

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年老いた母と過ごす時間や本を通して考えたことを綴る記事を載せています。「介護」というほどでもないのですが。。
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#高齢者

【読書日記】 「利用者の思いにこたえる 介護のことばづかい」を読む

帯に「アンケートとインタビューで明らかになった」とありました。実際の声を集めて、ことばづかいについて言及している本は珍しいと思い、読みました。 第一刷:2019年3月1日 発行元:株式会社 大修館書店 著者:遠藤 織枝・三枝 令子・神村 初美 内容:利用者と家族は何を望んでいる?アンケートとインタビューで明らかになった“介護される側”の声を多数紹介しながら、介護現場の心地よいコミュニケーションのありかたを考察。(Amazonより) 「介護者はこんなことばかけをするとよいで

89歳の母とテレビのよい関係

89歳の母は、テレビを見たり本を読んだりして大半の時間を過ごしています。 母とテレビのことで少し考えることがありました。 「年老いてテレビばっかり見てると認知症になりやすい」と複数のメディアでよく伝えられています。 最近読んだ本にも次のように書かれていました。 「ふん、ふん、その通りだなあ」と思って読んでいました。 テレビダラダラ→心も体もダラダラ→頭も体も動かない→考える力が育たない、もしくは力が萎える こういう図式は、年老いた人だけではなく、成長期の子どもや大人