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母とわたし

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年老いた母と過ごす時間や本を通して考えたことを綴る記事を載せています。「介護」というほどでもないのですが。。
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2023年3月の記事一覧

私の投稿が新聞に載るまでのこと

母との買い物で思ったことを先日noteの記事にしました。 その記事はこちら。 「高齢の方が、店で食べたいものを安心して選べるといいなあ」、このような声をどなたかに拾っていただきたいと思いました。 そこでひらめいたのが新聞の読者の投稿欄。 時々読むのですが、社会への提言あり、家族との体験あり、身近なことに対する疑問ありで、こちらも刺激をいただくことがあります。 私は、ある全国紙の朝刊をとっているので、ちょうど良いなと思いました。 私の投稿が実際に新聞に掲載されるまでの経過を

【読書日記】 「利用者の思いにこたえる 介護のことばづかい」を読む

帯に「アンケートとインタビューで明らかになった」とありました。実際の声を集めて、ことばづかいについて言及している本は珍しいと思い、読みました。 第一刷:2019年3月1日 発行元:株式会社 大修館書店 著者:遠藤 織枝・三枝 令子・神村 初美 内容:利用者と家族は何を望んでいる?アンケートとインタビューで明らかになった“介護される側”の声を多数紹介しながら、介護現場の心地よいコミュニケーションのありかたを考察。(Amazonより) 「介護者はこんなことばかけをするとよいで

高齢の母と、お店と、食べ物のかたさ

90歳の母と買い物に行き、思ったことがあります。 店で、食べるものを選ぶ時、その硬さを知ることはできないものだろうか。 母はずっと家に閉じこもりがちでしたが、最近、車椅子で一緒に買い物に行けるようになりました。 「何食べたらいいかわからん」と言っていた母が、お店でおいしそうなものを見ると選べるようになり、私は嬉しく思っています。 しかし、母はやってはいけないことをつい、してしまうのです。 それは、おかずのパックや袋づめされたパンなどを、指で押すのです。 (お店の方、申し