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【詩】R.I.P. 美しい人

自身の醜さで鏡も見れない女子高生の前に現れた
あなたは凄まじく綺麗にパッケージされて
それから幾度整形を繰り返しても
あなたには遥か遠くおよびはしない

美しいということ
驚くほど美しいということ
唯一無二の美貌だということ
どんな努力も どんな才能も
その前には無力な気がして佇んだ
二十歳の夜

美しい人のフィルターを通して世界を見てみたかった
R.I.P.    美しい人

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