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fireのその先

fireと呼ばれる早期リタイアがはやっているが、私はこの現象についてそれは過渡期でこれからはどんどん変わっていくと思っている。

まずなぜfireなるものが出てきたかというと、人類の経済がそれだけ成長してきたからに他ならない。

生きていくために必要不可欠な労働は本質的には農業だが、農業に従事していた人が7割だった江戸時代から今は1割どころか3パーセントになっている。

しかしこれは土地の少ない日本だからで、アメリカやオーストラリアの広大な土地で作ったものを輸入していると考えると実際にはもっと少ないと思う。

農業従事者が7割の時代に働くのをやめてしまうと本当に餓死してしまうのでそんなことはできないわけだ。

今は経済成長のおかげでそれができるようになったという大前提をまず共有しておきたい。

そしてつまらない仕事には人が集まらなくなった。

それはSNSなどでその職場がブラックかどうかなど働いている人からの本当の話を聞くことができることも大きい。

効率的に稼いでFIREをしてそこから先は遊んで暮らすという人は労働観が貧しいと私は思う。

その労働の中に楽しさを見出したりしないと本質的な解決には至らない。

全く楽しくない労働をして、FIREをして社会から離れるようなことをしても承認欲求は満たされないしすぐにボケるだけだと思う。

社会の中の一員であるという意識を持てることがボケ防止につながるのではないか。

また楽しい仕事を見つけたり仕事の中に楽しさを見つけることができるとfireしなくても楽しく働いていたらいいのではないか。

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