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ONE.感想①【繭ルート・ネタバレ有】

■久しぶりのパッケージ購入!

最近エロゲはダウンロードで買ってしまうことがほとんどなのですが、このゲームの発売情報を見た時、いたる先生のイラストが可愛すぎて、何となくKeyのRewriteを思い出したので「これは特典も欲しい!」と思い、久しぶりにパッケージ版を購入しました。

こちらの作品、『ONE.』は1998年にTacticsより発売された18禁作品をリファインして昨年12月に全年齢版として発売された作品。この“リファイン”の意味が正直分からなかったのですが、グラフィックなどは新しくしているけど基本的な作りが原版とあまり変わらないという点がリメイクとは違うようです。

あと、私は1998年の『ONE~輝く季節へ~』はプレイしていません。
(こちらをプレイした場合では感想が全然違ってくると思います!)


■ゲームの仕様の感想

◆立ち絵

まず驚いたのが、立ち絵が微妙に動くタイプのものでした!
目もパチパチさせたり、キャラがめちゃめちゃ可愛いです!!
しかし!!私のPCは2014年製でスペックが低く、そこまで高めのスペックを要求されるようなゲームでは無いのですが、発売が2023年ということもあり、ちょっと読み込みに時間がかかることが多い・・💧なので目パチパチはOFFにしてしまいました‥泣 最近のゲームはサガプラのアンミツぐらいしかやっていなかったから油断していました。
でもこの動く仕様、めちゃめちゃいい!今年こそはPC買い替える・・!

◆選択肢が多い!!

ちょっと行くと選択肢・また選択肢・・その多さに驚きました。
クラナドを思い出しました。まぁクラナドより多い気もしますが。
と言っても今のゲームでも私が単にやっていないだけでこういうゲームはあるのかもですが💧
でも大丈夫。コンフィグでデフォルトが「ヒントを表示」になっているので選択肢にはSDキャラのマークが表示されていることがあり、それを選べば道を大幅に踏み外すことは無さそうです。

私は割と嫌なバッドエンドに引っかかることが少なくはないのですが(クラナドの藤林杏の暫く話が続いていくにも関わらずエンディングがバッドになるあの展開、アメジストを選ばなかったらなるあのガックシ展開に見事に嵌りました★)今回は一発でルートに入れました^^♪

◆音楽がよい♪

youtubeで原版のBGMが聴けますが(非公式だけど…)変にいじらず、いい感じでアレンジされていますね。
keyの元になった作品の一つというだけあってBGMが印象に残ります。keyってなんであんなにBGMいいんだろう。「オンユアマーク」「走る!少女たち」「虹をみた小径」「雪のように白く」が好きです。

主題歌もいい!fhánaは「愛のシュプリーム!」以降ドはまりする曲が無かったのですが「永遠という光」はリピートしまくってます。
EDの曲もいいですね。でも、あの曲はグランドエンディング的な場面で流れると思っていたから、繭ルートの終わりで流れてきたのが意外でした。
歌詞の内容的にはここで流すのはまだ早いかも・・?結末知らんけど。


■感想第一弾は「繭」

ルート全部読み終えてから推奨攻略順を知ったのですが、推奨でも繭ちゃんが一番最初だったんですね。何となくこの子は話の本質に遠そうな気がしたのでこの子から行こうと決めたのですが偶然!
攻略順、結構大事だと思います。

◆クセ強めの幼女

最初の森でフェレットを埋めてあげるシーンで、「うわぁぁぁ~~💧」ってギャン泣きするシーンから好き嫌い別れそうなキャラやな~という印象。
マジモンの子供って感じが強い・・。なんせ口癖が「みゅー!」ですからね。でも、必要であれば別の言葉もちゃんと話してくれるようでそれはよかった。

そしてこのルートでは七瀬留美ちゃんが結構繭から色んな被害を被ってて
ちょっとかわいそうw服かしてあげてるのにすぐ汚されるし、髪の毛は強めに引っ張られて痛そうだしwでもまぁ一旦お別れのシーンでは繭が居なくなることを寂しいと思っていたりなど何だかんだで留美いい子や。。

あと、浩平たちの学校に通うことになる流れがめっちゃ強引w
転校の手続きしてないで教室おったらめっちゃ怪しまれるやんw
でも今の所は、この作品は多少展開が強引でも許せる何かがある。

◆だんだん癖になる「みゅー!」

始めの方は学校に勝手に入ってきたり食べきれない量のハンバーガーをバカみたいに買ってきたりなど、色々解せぬ行動が多いなぁと思っていたのですがわくわくしてる立ち絵で「みゅー!」って言ってるのが何故だか途中から癖になり、中々憎めないキャラになりました。

これは絶対声優さんの力が大きい!高橋花林さんの、ちょっと憎たらしいガキっぽさも有りながらも可愛らしい絶妙な演技が素晴らしかった✨

あと、「みゅー」は元は死んだフェレットの名前っぽいですが、留美のおさげもみゅーだったり色んな意味で使われてるのが中々面白いw要はお気に入りってことなんでしょうかね。


◆ハンバーガー大好き

とにかくハンバーガー大好き。確かにバーガー屋じゃなくてスーパーとかで売ってるハンバーガーってしょぼいよねw
でも、かなり執着してたから何か理由があるのかなって思ってたけど、好きな理由は「おいしいから」ってことだけらしい💦

◆展開が急!!

言葉は悪いですが、かなりガキ臭い感じの女の子とどんな風に恋愛モードになっていくんだろうと思ってたところ、12/24のクリスマスムードで恋人ごっこをして(そこに至るまでの流れもあまりなし。しいて言うならクリスマスだし誰かと居たいな、あ、繭行けそう!ぐらいなw)いきなり恋人同士になっています。急だなおい!wまぁ、メインヒロインじゃない子ってたまにこういうのありますよね。。にしても早すぎー。

◆個人ルートに入ってからが短い

自分の家に繭を呼んで、朝まで一緒にいた所は恋人っぽい感じでした。原版ではここでHなシーンになるんでしょう・・。
さてこれからどう恋人な時間を過ごす?って期待していたら、なんと年が明けてしばらくしたら主人公の存在が薄れ始めてきてしまい・・。そして雨の中で繭1人で仔犬の飼い主を探してあげた出来事の後、浩平とバーガー屋に入り、バーガーを注文している間に彼は消えてしまいます。

日と日の間などにクラナドの幻想世界のような感じで、「現世とは違う世界にいる僕」が色々意味深に語っているシーンが何度か出てくるのでこういう展開は予想はしていましたが結構急にその時は訪れました。

しかもそこから冬を越え、春になり、繭が一年後に卒業するシーンが割とささっと語られる感じで進んでいくので恋人になってからの期間が短い・・💧

◆成長物語

しかし、ささやかではありますが繭がしっかり成長出来た姿が見られたので上手くまとまった終わり方だったと思います。

特に浩平がいなくなった日、初めてお母さんに抱きついて泣いたシーンがぐっときた。お母さん可愛い。そして悪い人じゃなくてよかった・・。
繭が社会性なさ過ぎたので実は母親に問題ありなのかなって心配でしたが。

あと、男子からの嫌がらせにも負けず、みあという親友が出来て卒業まで学校に通い続けたこと。・・ちゃんと成長してるやん・・!!特別すごいことが起きたわけでもないのですが、最後の「ありがとう」の言葉がいいラストでした。

因みに、主人公が消えて、愛する人が不在になっても卒業まで前を向いて頑張るヒロインの姿は『はつゆきさくら』のシロクマちゃんの話を思い出しました。

とまぁこんな感じの繭ルートでした。
まだまだ謎が多いので、プレイを進めていくのが楽しみです。

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