見出し画像

【コーヒー記事】コーヒーの味がわかってない、私の恥ずかしい話

5年位前の話なんですけど、妻の実家に遊びに行ったんですよ。
妻の実家は2世帯住宅で、1階と2階である程度分かれて住めるようになっていたんです。

その時2階に住んでいたのは妻の弟だけだったんですけど、その弟がシェフの卵をやっていて、キッチン周りがやたら整っていたんですよ。


キッチン道具は正直よくわからなかったのですが、
バーカウンターのように並べられた酒瓶、
なんかおしゃれな炭酸水を作れるマシーン、
そして、手引きのコーヒーミルにデロンギのエスプレッソマシーン。

そりゃもう、おしゃれな若者そのものなラインナップでした。

家にお邪魔させていただき、みんなで談笑していると彼が言います。
「何か飲む?」
私は答えます
「あ、コーヒーを」

この時のワクワク感をどういえば伝わるでしょうか。
あのキッチンを見せられた後にどんなコーヒーが提供されるのか。
あの機材なら普通にアメリカーノの可能性が高いのですが、もしかするとハンドドリップの機材をしまっているかもしれません。
何が出てくるのか、そしてどんなうんちくを聞かせてもらえるのか!

しばらくして、コーヒーが入ったマグカップが私の前に置かれました。
話もそこそこに私はコーヒーをいただきました。

ん? なんだろう。凄い記憶にあるコーヒーの味。
でも思い出せない・・・

私は聞きました、
「これ、何のコーヒー?」
彼は答えます
「インスタントコーヒー」

いや、わからんて。

いやいや、冷静になると当然わかるんですよ。
だっていつも会社で飲んでるコーヒーの味にそっくりですもん。
だから普通に考えたらわからない私がおかしい。
だから「えっ、こいつインスタントコーヒーも見分けつかんの?」みたいな顔で見てる妻が正しい。

でもあの状況でね、あのキッチンを見せられた後に飲むコーヒーの味がインスタントだとわかる人がどれくらいいるんでしょうか?
私も決して「おいしいコーヒーだね!」って思ったわけじゃなく、「飲んだことあるけどどこでだっけ」って思っただけですから。


まあ長々と書きましたが、コーヒー好きを名乗っていても状況次第で味が分からなくなる、そんな男もいるんですよ、って話です。


以上、最後までお読みいただきありがとうございました。




他のコーヒー記事はこちら↓


この記事が参加している募集

私のコーヒー時間

記事を気に入っていただけたらぜひサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!