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料理は愛情って言うじゃない?

今朝はとにかく忙しくて、noteを書く時間が無かったので、すっかりこんな時間に!
12時間遅れの記事ですが、どうぞ( ゚д゚)ノ


もう、遠い過去の話ですが
僕は調理師になるための専門学校を卒業しました
なんなら、フランスへ留学も経験させてもらいました
それなのに僕が料理の道を断念したのは、
「僕には才能が無い」と気づいてしまったから
それはもう学生時代から、同じように留学している学友達と比べて、足りないセンスと技術

仮に、技術は努力で身についたとして
センスは磨いても、それがただのガラスならば
どれだけ磨いても、所詮はガラスのまま

埋まらないセンスの差に愕然としたのです!

だから帰国してから料理人ではなく、ギャルソンとして給仕を生業にしました
元来、コミュ力の高さは自信があったし、向いていたのでしょう
トントン拍子に出世しました
お洒落な街、恵比寿のフランス料理店で店長になっていました
仕事では料理をしなかったのですが
そのぶんプライベートでは、良く料理をしました

当時の彼女や友人に料理を振る舞うこともありました

やめたとはいえ、専門学校に行っていたのだから
料理の素地はできているのです

小気味良く玉ねぎをみじん切りにしたり
魚を三枚におろしたり
焼いたり、揚げたり、蒸したり、煮込んだり

なかなか手の込んだ料理も
食べてくれる人が喜んでくれるのが嬉しくて
ついつい頑張ってしまいます

当時の彼女は
とても僕の料理を誉めるのが上手で
おだてられた僕は、ついついいい気になって
また料理をしてしまう

プロとしては、スキル不足で低レベルのダメ料理人でしたが
素人としては、なかなか優秀な料理人だったと思います

今は右半身麻痺のため大好きな料理ができません

だから、母親の料理が気になります

うちの母は、料理が嫌いです
だから、当然料理も美味しくない
それは、料理を見なくても
音を聞いているだけでわかります

野菜を切る音
カツンカツンカツン

野菜を炒める音
シャワシャワシャワ

えっ?違うでしょぉ!
野菜を切るときは
トントントンだし
炒める音は
ジュウジュウとかでしょうが!

だから、野菜の繊維が潰れてしまうし
水分が出て野菜炒めが野菜スープみたいになるんだってばぁ!
もう何十年もその味で慣らされた父は
母の料理を喜んで食べていますが
なんだかとても不憫に思ってしまいます

でも、どうして、そんなに

「料理は愛情」

難しいことかなぁ
家族が喜ぶ顔見たら嬉しくないのかな?

あっ、父は美味しそうに食べてるか!
だから、いけないのかな?

母の料理嫌いと父の味音痴
なるほど、いい組み合わせなのかも
まぁ、羨ましくは無いけど

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