見出し画像

釣り座での準備について(第4回)

前回は、釣り座での準備の第3回ということで、「釣り台設置、へらクッション、万力、竿掛けのセット」についてお話しました。

第4回目の今回は、釣りを始めるまでの大まかな手順の4つめ、「玉網、ロッドケース、へらバッグ等の荷物を置く」についてお話します。

釣り座での準備

釣りを始めるまでの大まかな手順

4.玉網、ロッドケース、へらバッグ等の荷物を置く

釣り台の設置、へらクッション、万力、竿掛けのセットが終わったら、次は長尺物の柄付き玉網、へら竿やうき入れ、ハリスケースが入ったロッドケース、その他の小物類やエサボウルなどが入ったへらバッグなどを釣り台の周囲に配置します。

私の場合、右利きなので、竿は右手で持ちます。
その場合、魚を取り込んで掬う玉網の柄は左手で持ちます。
ですので、ロッドケースは自分が座っている位置の右側に、柄付き玉網は左側に置きます。

次に、へらバッグは、自分の座っているすぐ後ろに置きます。
こうすると、釣りに使う道具の全てが自分のての届く範囲に置かれているため、一連の釣りの動作や道具の取り回しを効率的に行うことが出来ます。

以下の写真は釣り台の足を必要としない平坦な陸地に釣り座を構えた場合の道具の配置例です。

道具全てを配置した状態の写真が無かったため、柄付き玉網なしの写真ですが、(実はこの日、玉網を持ってくるのを忘れてしまいました・・・)イメージは何となくお分かりいただけるかと思います。

平坦な陸地の釣り座での道具の配置例

上の写真で、釣り台の右側にある銀色の長いケースがロッドケース、後方にある銀色の四角いバッグがへらバッグ、その後ろには冷たい飲み物や昼ご飯のおにぎりの入ったクーラーボックス、オレンジ色のエコバッグには、釣りエサの袋が沢山入っています。

また、エコバッグの前に見える茶色い板の上に白っぽい日本の長い板状のものが付いているのは、自作の尺測り(釣ったへらぶなの長さを測る道具)です。

ここで、写真を見て、「第3回で説明していた万力も竿掛けも準備していないじゃないか!」と思われた方もいらっしゃると思います。

言い訳がましくて恐縮ですが、
・手順3「釣り台設置、へらクッション、万力、竿掛けのセット」と、
・手順4「玉網、ロッドケース、へらバッグ等の荷物を置く」

については、釣り場の状況に応じて順番が逆になっても全く構いません。

私の場合、手順3⇒手順4のステップで準備するのは、車を駐車している位置から釣り座が数m下の位置にあり、河川敷の土手を下りなければならないような傾斜のある場所の場合です。

このような場所では、斜面で足場が良くないので、釣り台を組み立てる作業がやりにくいです。このため、あらかじめ車を止めている平坦な路肩で釣り台を組み立て、横木に万力と竿掛けをセットしてから釣り台を抱えて持って行き、まず釣り座に配置する訳です。

その後、柄付き玉網、へらバッグを釣り座へ持って行きます。
このような釣り座では、ロッドケースのような長尺物を水平に置けるほど奥行きが無い場合もあるため、ロッドケースから釣り竿、ウキ箱、ハリスケースだけを取り出してエコバッグなどに入れて釣り座へ持って行き、ロッドケースは車のトランクに積みっぱなしにしています。

このようにしておくメリットがもう一つあります。
天気が崩れる予報の日に釣りに行った場合、急に雨が降り出した場合に撤収を余儀なくされることもあります。

このような時、全部の荷物を全て釣り座に持って行ってしまうと撤収が大変です。特に、ロッドケースは結構な長さがありますし、中にはその日使用しない長さの竿も多く入っているため、余計な荷物になります。

このため、不要な道具は極力釣り座に持っていかず、急に撤収となった場合でも、釣り座と車の間の往復回数を極力少なく、迅速に撤収を完了できるようにしています。

一方、手順4⇒手順3でも全く問題のない場合もあります。
これがまさに、写真に示したような、釣り座が平坦で、車を釣り座のすぐそばに駐車しておけるような場合です。

この写真の例では、釣り座の後方が沼の周囲を取り巻いている砂利道になっていて、その道の脇にへら師達が車を縦列駐車しています。

ここでは、車と釣り座との間の距離はせいぜい数mで、トランクから釣り座へ釣り道具一式を簡単に運ぶことが出来ます。

ですので、道具を全部一度に釣り座に運んでしまい、一旦大まかに配置してしまってから、ロッドケースやへらバッグの中から使用する道具を出して準備をすることが可能です。

このように、手順3と手順4については厳密に順序を守らなければならないという決まりは有りませんので、皆さんが効率的に準備をしやすい順番で取り掛かっていただければよいと思います。

勿論、私がやっている方法や順序以外で、もっと効率的なやり方があれば、自分に合ったやり方をするのがベストですね。

※まだ道具が揃っていない方の場合

さて、ここまでは比較的道具が揃っている場合のお話をしましたが、「自分はまだ本格的にへらぶな釣りを続けるかも分からないので、そこまで道具を揃えていない!」という方もいらっしゃるかもしれません。

そのような方の場合はここまでお話した段階までで何をすれば良いかをお話います。

私がへらぶな釣り専用の道具をまだほとんど持っていなかった頃は、釣り座の場所が決まってからどんな準備をしていたかと言うと、非常にシンプルです。

車のトランクから、以下の道具類を釣り座に運びました。

  • 釣り具を入れるリュック(中身は以下の通り)

  • 小物類(仕掛け巻、ハリ外し、ハリス付ハリ、板オモリ、ハサミ、道糸、ウキゴム、ウキ止めゴム)※はじめは昔から使っていたあり合わせのプラスチック製ツールボックス(イメージとしては以下の写真のようなもの)に、海釣り用の小物類やルアーなどと一緒にごちゃ混ぜで入れていました。

  • 市販のへらぶな釣り用仕掛けセットに付属のへらウキ1本×2組

  • コンパクト渓流竿(3.9m)(振り出しタイプで収納寸法が37cmになります。)※まだへら竿を持っていませんでしたので、30年近く前に父から貰った竿を使っていました。

約30年以上前に父から貰った振り出しタイプの渓流竿
  • 柄付き玉網

  • 紐付き折り畳みバケツ

紐付き折り畳みバケツ
  • コンパクトチェア

当時使っていたコンパクトチェアは以下の安物(多分、数百円だったと思います)です。
これを釣り座にセットし、他の荷物をその周りに置くだけです。

安物のコンパクトチェア

この当時よく出かけていた釣り場は、平坦部分のある広いコンクリート護岸でしたので、釣り台が無くてもコンパクトチェアを置き、長い竿も横に人が居なければ伸ばした状態で置いておくことが出来ました。

このように、まずは道具の揃っていない初心者でも簡単に釣りを始められるような釣り場で釣りを始めると安心です。

私が7年前にへらぶな釣りを始めるきっかけとなった釣り場

今日は、4.玉網、ロッドケース、へらバッグ等の荷物を置くについてお話しました。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?