J2でもっとも美しいパスサッカーは相手チームも魅了する|モンテディオ山形の解説

ファジアーノ岡山のあしたの試合を楽しみたい人へ!今日は待ちに待ったファジアーノ岡山のマッチデー。このnoteではサッカー素人が観察した対戦相手のモンテディオ山形についてまとめています。プロのように詳しく分析できないけれど、ちょっと知っておくだけでも選手や監督がどんな考えで闘っているか気づけるかも?最後まで無料で読めるので、対戦相手について知ってあしたのファジアーノ岡山の試合をもっと楽しくしよう!

モンテディオ山形の基本情報と現状

1984年に山形日本電気のサッカー部として設立された後、1996年にモンテディオ山形という名称に変わった。1999年にJ2リーグがスタートしたときから参加しており、2009年から2011年、そして2015年にはJ1リーグでのプレイも果たしている強豪チームだ。2017年から2019年の間、木山隆之監督も指揮を執っていた。

昨年は、再試合やプレーオフを含んで4度も岡山と対戦するほど、深い因縁がある。今年はチーム歴代ワーストの8連敗するほど、序盤に苦しんでいたが、4月にクラモフスキー監督が退任し、渡邉晋監督が就任したことで2度の5連勝を達成するほど成績は回復している。一時はプレーオフ圏内にも入り、第34節を終えて11位に位置しているが、岡山との勝ち点差はわずか3しかない。

クラブ名「モンテディオ」はイタリア語の造語で、「山の神」を意味する。さらに、そのマスコットキャラクターはカモシカをモチーフにした「軍神ディーオ」だ。

前回対戦と今回対戦の違いについて

前回の対戦結果

前回の対戦は、5月3日にシティライトスタジアムで闘っている。後半49分に44仙波が胸トラップからゴール右上を狙ったシュートを決めると、51分には22佐野の左サイドからのクロスを18櫻川が高い打点のヘディングを決めて、2 - 0で岡山が勝利している。

前回対戦から変わった点

前回の対戦では監督が渡邉体制になってほとんど期間がなかったが、その後は5連勝を2回するほど、渡邉戦術がチームにフィットしてきている。また、左ウイングの17加藤 大樹がチームを離れたものの、29高江 麗央、19宮城 天、28泉 柊椰が加入するなど、戦力アップした。

一方で、岡山は、31谷口、25野口、22佐野が他クラブへ移籍し、最近は14田中、16河野、18櫻川ソロモンもベンチ入りしていない。ただし、99ルカオと17末吉の新加入、48坂本の復帰、7チアゴと15本山と41田部井も調子をあげており、岡山の戦力は前回対戦からアップしていると見ている。

モンテディオ山形の特徴

ボールをテンポよく回す攻撃的なパスサッカー

モンテディオ山形はややポゼッション傾向のあるパスワークが魅力的なチームだ。ただし、縦に素早くボールを送り出すスキルに優れており、最終ラインの裏や両サイドからの選手の突破には気をつけなければならない。テンポのよいワンツーで一瞬にしてゴール前までボールを運ばれてしまう。

突破力の高い両ウイング

左サイドの10チアゴ、右サイドの42イサカのどちらも突破力に優れた選手を配置しており、深い位置からのクロスやゴール前までの侵入は気をつけなければならない。また、サイドバッグの6山田から送られる縦パスは、相手の守備陣をするどく切り開くため注意が必要だ。

的を絞らせない中央とサイドの連携

両サイドにスキルの高い選手を置くが、中央からの縦パスも切れ味がするどい。サイドを警戒すると中央からも攻め込んでくる範囲の広い攻撃力は相手守備の的を絞らせずに華麗に崩してしまう。

モンテディオ山形のフォーメーション

基本フォーメーションは4-3-3

11藤本を中央に、10チアゴ、42イサカを両サイドに配置する。ボランチは29高江が中央を守り、25國分と18南がサポートする。守備時はやや4-4-2のようにもなるが、基本的には4-3-3が主体となる。

ファジアーノ岡山とモンテディオ山形の相性

あくまで個人的な意見なんだけど、ファジアーノ岡山はモンテディオ山形と相性がいいと思っている。なんだかっていうと、岡山が得意なショートカウンターに山形は苦手意識を持っていると思うから。

山形はオフェンスがかなり得意なチームなんだけど、最終ラインでのボール回しにはミスが多くて、ロングパスを蹴るとボールを回収できないことが多くある。ビルドアップの課題は岡山もかなり苦しんだけど、簡単には解決できない繊細な問題だ。

町田:0 - 5、磐田:1 - 3、清水:0 - 3、東京V:0 - 2、と上位チームに対しては山形の戦績もあまりよくない。岡山のような堅守速攻のチームにとってはチャンスだ。

また、岡山はセットプレーやドリブル突破、クロスなど、山形が苦手としている武器も多く持っている。守備面ではかなり苦労させられるだろうけれど、岡山のチャンスクリエイトは多くなるだろうと予想している。

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