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空き家妄想メディア|地域の空き家を愛でながら生かす方法。

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主宰者であるブルさんが、趣味であるカメラと文字書きを通して、地域の空き家を愛でながら、その活用方法を妄想するnoteマガジンです。地域の空き家問題解決のため、空き家をこよなく愛す…
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#空き家

空き家妄想メディア|地域の空き家を愛でながら生かす方法を探る。

①空き家妄想メディアとは 主宰者であるブルさんが、趣味であるカメラと文字書きを通して、地域の空き家を愛でながら、その活用方法を妄想するnoteマガジンです。 地域の空き家問題解決のため、空き家をこよなく愛するブルさんが、既存の不動産流通メディアでは得られない情報を、妄想という創造力を駆使しながらいろいろ綴っていきます。 ②具体的な活動内容 決まった形は存在しませんが、基本的には依頼→取材→妄想→掲載・・・という流れになります。とにかく、ブルさんの肌感と直感で妄想し記事

合志市栄団地のアート系シェアハウスで暮らす。

今をときめく熊本県合志市、熊本県内でも数少ない人口増を続ける自治体です。 高校、大学はいったん県外や他の自治体へ転出するも、30代40代ではこの地への転入が多いのも特徴です。子育て世代が暮らしやすい環境がそうさせているのだと思います。 とここまで書きましたが、今回は子育てについてのお話でなく、シェアハウスでの暮らしについての妄想です。この妄想シリーズはうちのnoteでは人気記事でして、前回の妄想「普通の田舎でパン工房|空き家をリノベで地域密着型パン工房のススメ」では実際に

熊本県合志市でアート系シェアハウスを作ってみる。

民泊なのか賃貸なのか、それともシェアハウス?築48年の平家の小さな木造住宅。 これまで戸建て賃貸として使われてた築古住宅をどう生かすかを思考中・・・。 昨年末に、借主さんがここを出られ、以来ここは空き家状態に。 大家さんは次のために現状復旧と設備類の入れ替えを考え僕のところへ相談に。 大家さんは僕の先輩のお母さま。ただ、お母さまは高齢で実質的に先輩が管理していかなければならないとこのと。 「これから先さぁ、管理が面倒だけどどうにかならん?」 以前呑み会で話してた、

長崎坂宿ソーシャルデベロップメントツアーを楽しむ。

昨年の年末に行ってきた長崎坂宿視察ツアー、その余韻冷めやらぬまま年明け早々の1月16日〜18日の二泊三日で再び長崎へ。 今回のツアーはリアルに空き家を見て周り、 あわよくば購入して遠隔で民泊経営までやっちゃおうというすごいツアー。 そんなビジネススタディツアーに参加した体験記をまとめてみました。次回のツアーは2023年4月の第2週か第3週で調整中との事。 今回の記事で雰囲気を感じて頂き、次回のツアーに一緒に参加するなんて人が現れたらめちゃくちゃ嬉しいです。 前置きは

長崎の坂旅③|長崎不動産編|地域課題の解決と活性化を不動産の力で。

長崎の三日目、最終日のお話です。二日目の九州地区大会(のあと)は明け方まで呑んで食っての大騒ぎ。それでも、自分たちの活動がどれほど大切なことかを再認するには十分な半日でした。 九州地区大会の後、会場だったニューホテル長崎で行われた懇親会の余韻に浸りながら、次の会場までのワクワクが止まらない様子のご一行様。私めは写真班でしたのであまり写っていません。 二次会、三次会と会が進むにつて、だんだんお腹が空き始め、締めにちゃんぽんではなく、なぜか餃子が食べたくなりました。それでふら

長崎の坂旅②|長崎街歩き編|坂と階段と路面電車、そして歴史の街。

長崎二日目は、午後からとある団体の九州地区大会へ参加の予定です。なので早朝から長崎坂宿をでて街を歩いてみることにしました。 宿を出て、路面電車へ乗るために坂を下っていきます。その坂の途中には空き家らしき建物もあるけど、こんな空き部屋だらけのアパートも建っていました。このアパートまるっと買ったら幾らするのかなぁなどと妄想しながら、さらに下へ下へとテクテク歩いていきます。 ここは、左手から右手に向かって傾斜がつく住宅街です。建物と道路との境目があやふやで、道路より右手の住宅の

長崎の坂旅①|長崎坂宿編|ロケーションの魅力とその生かし方で民泊する。

長崎県長崎市、熊本の小学校の修学旅行といえば長崎。熊本の隣県だけど有明海に隔てられ、しかもその海の向こうには島原雲仙が控えており、易々とは辿り着けない近くて遠い土地。 熊本から長崎へ向かうためには二つのルートが準備されています。一つ目は久留米のちょっと北に位置する佐賀県鳥栖を経由し、長崎方面へ南下していく高速道路ルート。 もう一つは、熊本から島原雲仙へフェリーで渡り、雲仙岳北側を迂回し長崎へ向かうフェリー+高速道路ルート。このほかに、JRでというルートもありますが、車が必

熊本市西区出町の平屋の家|築60年シェアハウスが似合いそうな空き家。

バス停まで150m、車がなくても街まであっという間に行けちゃいます。熊本では、中心市街地に出かけることを「まち(街)にく」と言います(方言かな)。使い方としては・・・ 今日は街に呑みにくばい→今日は中心市街地に呑みに行こうよ! 今回ご紹介の空き家は、そんな街までバスで15分、非常に便利な立地に建っています。もちろん自転車でも大丈夫!歩いても3kmくらいで中心部なので散歩もいいかもですね。 左手の道路がバス通りで、通称旧3号線と呼ばれています。この道路を街の方へ向かってい

空き家問題の解決を考えていたら、ゴミの概念を思考するようになった。モノの役割を循環させる試み。

空き家空き家と言い続けてきましたが、それだけでは問題解決には至らないこと、薄々感じてきている今日この頃。トップ画は公園の脇に放置されていたいろんなゴミたち。 一方こちらは、うちの家庭から出た空き缶(アルミ缶)たち。どちらも僕なりにカッコよく写るように撮影してきたのですが、二つの写真ってなんだか、感じ方に違いがありませんか? これらのゴミの写真は、廃材画材というコミュニティで「毎日出るゴミをカッコよく写真に残して投稿しよう」という活動の中で僕が数ヶ月撮ってたものです。投稿自

超田舎でチャレンジ!空き家利活用の可能性を実証実験。菊池市泗水町南田島での挑戦!

2022年5月14日土曜日、数日前から降り続く雨に開催できるかドキドキしていたマルシェ。お天気にも恵まれ無事に終えることができました。今回は、そのマルシェの様子と、開催までの流れを記していきます。 空き家問題はいろんなところで言われていて、特に田舎の空き家はその活用方法が見つからず、放置されたまま朽ちていくものがほとんどです。実はうちの事務所もそんな田舎に建つ農家の納屋でした。 実家のお隣さんだったこの納屋の所有者。農業をやめて、この納屋を使うこともなくなり、どんどん痛み

空き家活用事例#01|住宅街にある大きな家は地域活動の拠点に最適だった。

昨年9月に取材に行って、妄想記事を書いていたこちらの空き家ですが・・・ 「ここを借りたいです」という方がすぐに現れ、室内に残っていた家具類を処分し、なんとなんと11月末に賃貸契約となりました。 長い期間空き家状態で、相続したオーナーの方は、警備保障つけたり、定期的な庭木の剪定など、その管理もさることながら、今後どうしようと悩まれている状態でした。 思いがけずの早い結果に、空き家オーナーも取材したボクも驚きました。しかも、借りてくれたのは、ボクが妄想したまさにそんな施設を

田舎のパン工房を妄想するマルシェ開催|空き家の利活用の具体例。

前回投稿した↓ 読んでいただいた方からは、「すごくリアル、目に浮かぶわぁ」「もうちょっと若かったら私がやりたかった」「これ自分でやればいいのに」など前向きなご感想をいっぱいいただきました。 この「パン工房のススメ」を書きながら、あと一押し何かないかなということで、マルシェを開きます。いろんなマルシェに行ったことはあるけど、開催するのは初めてです。右も左もわかりません。 ただ救いなのは、わたくしの家内にはいろいろなお付き合いがあり、作家さんやマルシェ出店者さんとのコネクシ