鋏子(はさみこ)

岐阜→京都→岐阜|二次創作|読書と映画とサウナ|24時間、妄想の中で呼吸しています。

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最近の記事

若者の読書離れ問題への所感

先週から読書週間が始まっていますね! ところで図書館勤務者の所感ですが、最近の学生はほんまに本を読まない。 日中の図書館はほぼ自習室か仮眠室と化し、新刊案内の書架なんてほぼスルーです。 もちろん読書が好きで定期的に本を借りる学生もいますが、せいぜい50人に1人程度。1クラスに一人いればいい方です。 どうすれば来館者数と貸出冊数を増やせるのか、頭を悩ませる毎日です。 誰もが発信者になれるエンタメ飽和時代に、読書を趣味とする人はもっぱら少数派の変わり者です。 私もネトフリやアマ

    • 2023.6.29

      何かがものすごく損なわれた気分を感じている。 昨日から自分の存在が貶されているなあという絶望感を味わっている。 この24時間のうちに考えていたことは大体こう。 「女性の政治参加の話をしたいなら、こうした議論の場に出てこない人をまず呼んでくるべきじゃないですか?」 「大卒のブルジョワ層がブルジョワ向けの政策について話し合ったところで、足元にいる階級のことなんて見えてねえだろ」 「結婚も出産もしていないし、役職にもついていないような女は女性活躍のロールモデルになりえないので、

      • 2023.4.6

        4月15日までに提出しないと演習科目が申し込めず卒業が半年遅れる、という胃が痛くなりそうなレポートを完成度6割くらいで書き上げて午前中に提出し、死にそうに眠い、と思っている。 雨の日は一日中眠くてだるい、セロトニンが不足している、セロトニンを手軽に摂取できるサプリとかないのかな。 一年以上片思いをこじらせている一般人をあえて好きぴと表現するが、昨日は好きぴとラーメン食べに行ってきた。独特な方法で出汁を取る居酒屋を兼ねたお店で、祖母が作る薄味の料理に慣れきった舌には脳天が突き

        • わたしのかわいい弟【短編小説】

           丸い穴から容器の底をのぞきながら、シャンプーの減りがやけに早いことに気づいた。  父と弟はメンズタイプを共用し、母は無香料のものを使っているため、このシャンプーの使用者は私以外にいないはずだ。お小遣いで買ったお気に入りの製品を勝手に使われるのはさすがに見過ごせない。  入浴後に濡れた髪を拭きながら二階に上がり、弟の部屋のドアをノックする。 「ねえ春太(はるた)、もしかして私のシャンプー使ってる? 買ったばかりなのにもうなくなりそうなんだけど」  室内は息を殺したように

        若者の読書離れ問題への所感

          2023.3.28

          年度末なのに仕事が暇すぎるのでnote書く。 noteはいつ書いてもええですからね。 先週から祖母の家にショートステイしている。 なぜなら実家にいると四六時中イライラしてわけもなく涙が出て情緒不安定すぎて家族から疎まれ希死念慮に憑りつかれてとにかく大変だからです。 八十五歳の元気な祖母との二人暮らしは、とても健康にいい。 毎朝六時に起床し、祖母がテレビ体操をするのを眺めながらごはんとお味噌汁とおかず三品の朝ご飯を食べる。家を出る頃には、祖母お手製のお弁当が用意されている。

          2022.9.26-10.2

          9月26日(月) 仕事を休んでメンタルクリニックと婦人科をはしごする。連休明けのせいか、どちらも1時間以上待たされてげんなりした。 婦人科では低用量ピルを処方してもらっているが、昨今の値上げで金銭面に不安があり、1ヶ月2,000円以上かかるピルを続けていくのが難しいと正直に相談する。 そこで紹介されたのが低用量ピル「ヤーズ」のジェネリック薬品。今年発売され、先行薬の半額以下で入手できるらしい。 またこれは自力で調べたのだが、低用量ピルは内科でも処方してもらえるとのこと。3か月

          2022.9.12-9.18

          今週の日記を書きます。台風が超心配。 9月12日(月) 仕事帰りにスカートを買いに行き惨敗する。 秋服に使える黒のタックスカートが欲しくてゾゾタウンで調べまくり、良さげな商品に検討をつけて試着しに行ったがダメだった。生地とかサイズ感がどうもしっくりこなくてしょんぼりする。 トップス程度なら通販で買ってしまうけど、スカートはもはや恋愛と一緒。デザイン性と機能性を兼ね備えたスカートと出会いたいだけなのに、どうしてなの、永遠に出会えない気がする……。 私が総理大臣になったら、この

          2022.9.5-9.11

          久しぶりのnoteを書こうと思ったが特にネタがない。 代わりに日記なら書けるんじゃないかと思い、ここ1週間の出来事を振り返ってみる。 9月5日(月) 資格取得のために秋から通信制大学への入学を予定しており、願書提出のため母校から卒業証明書や成績証明書を取り寄せた。最近はコンビニ発行サービスがあり、仕事帰りにコンビニで印刷する。 ……約10年ぶりに自分の成績証明書を見て、成績の悪さに愕然とする。大学在学時の成績がその後の進学や就職に一生ついて回ると気づいていたら、もっとまじめ

          同人字書きの私はもう死んだのかもしれない

          ショックな事案が発生し、サカナクションの『ショック!』が延々と頭の中を流れている。世の中の9割の人にとってはどうでもいい悩みなんですが、 pixivに投稿した二次創作の小説が、全然伸びない!!!!!!!! (ここで流れる『ショック』) 自信作だったので余計にショックだよ~~~おろろ~~~ん。投稿日には30分おきに支部(注:pixivの略称)を開いて閲覧数を確認し、あれ、思ったほどカウンター回らなくね…?と不安を抱き、翌日もブクマ数一桁を維持する結果に「アカン!しくじった!

          同人字書きの私はもう死んだのかもしれない

          ホールケーキは丸ごと食べる

          noteで言うなやという話だが、Twitterを垢分けすべきか地味に悩んでいる。 Twitterに登録してからかれこれ12年が経つ。12年はちょっとすごいぞ、当時生まれた赤ちゃんが今年小学6年生になる長さだ。 最初はジャンルなど拘らず、好きなことを好きなように呟いていた。自分のツイートに誰かがリプを送ってくれたり、アカウントをフォローしてくれるのが単純に嬉しかった。 好きなアーティストや声優のアカウントをフォローして彼らのツイートがTLに流れてくると、手の届かない存在の彼

          ホールケーキは丸ごと食べる

          コストコ試食サービスの記録【異常事態】

          本日買い物したコストコの試食サービスがあまりにもバグっていたので、記録として残しておかねばならないと使命感に駆られてこれを書いている。 私は三ヶ月に一度の頻度で地元のコストコを訪れているが、かつてこれほどまでに試食サービスが盛り上がっていたのを見たことがない。平日+降雪予報の条件が重なったために発生した特殊イベントかもしれない。 とにかく10メートル間隔で試食に突き当たるので、デカいカートを押しながら常に何かを食べていた。試食テーマパーク、いや試食天国とはコストコのことだ

          コストコ試食サービスの記録【異常事態】

          平等に朝が来て、平等に夜が来る

          あけましておめでとうございます。 新年一発目の投稿がこれだけ遅くなったのは理由があって、年末年始に延々と体調を崩していたからです。 毎年年越しシーズンになると「今年も何もできなかった」「きっと来年も何もできないまま過ぎていくに違いない」と憂鬱モードに突入してしまい、心の不調につられて身体の調子もおかしくなる。 特に休職中の今年は憂鬱モードが過激化し、クリスマス前に患ったものもらいは完治しないまま翌年に持ち越し、大晦日は眠気とだるさに襲われて約二十年ぶりに除夜の鐘を聞く前にダ

          平等に朝が来て、平等に夜が来る

          脳内手帳会議【実況中継】

          この数日間、脳内では昼夜問わずに手帳会議が開催されている。 というのもYouTubeでたまたまバレットジャーナルの動画を視聴したことで「バレットジャーナルやりたい欲」が燃え上がり、来年用に準備していた手帳の用途を一から見直すはめになったからだ。 私の場合、必要は手帳(ノート)は2冊と決まっていて、 ・仕事用スケジュール帳(仕事の予定、TODO、業務覚書) ・雑記帳(日記、本や映画の感想、小説のプロット、メモetc.) と用途を分けている。 2021年は仕事用にいろは出

          脳内手帳会議【実況中継】

          【速報】ザワ続編

          【速報】ザワ続編

          ボールペンと靴下と紅茶が増えていく話

          今日丸善で会計を終えて店を出てから、「またやっちまったーーー!!!」と頭を抱えた。 本日のお買い物はまず文庫本。これは別に構わない、前から読みたかったし。問題は本の付録のようにちょこんとレジ袋に入っているボールペンだ。もう何本買ったか変わらない、ジェットストリームの三色ボールペン。 すでに持っているのになぜか買ってしまう物の筆頭に、私の場合はボールペンが挙げられる。東急ハンズやロフトで新しいデザインのボールペンが販売されていると、「おっ、新作やん」とほとんど条件反射で手にと

          ボールペンと靴下と紅茶が増えていく話

          「トレンチコートの呪い」から解放された日

          ここ3年ほど「トレンチコートの呪い」にかかっていた。 省略せずに言うと、「雑誌FUDGEに出てくる女の子のようにシックに着こなすことができるトレンチコートを探さなければならない呪い」である。 フレンチシックやロンドンガールに憧れている。映画「アメリ」のファッションには永遠に心がときめくし、映画「シング・ストリート」ではヒロインが着用する真っ赤なニットやレザージャケットに目が釘付けだった。 ボーイフレンドデニムには赤い靴下を履き、紺のブレザーにはチェックスカートを履く。今日

          「トレンチコートの呪い」から解放された日