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この猛暑で考える、異常気象に耐え得る省エネで快適な住宅とは?

今年の夏は異常ですね。

夏バテというものをほとんど経験したことがない私でも、屋内外の温度差に気怠さを感じてしまいます。朝夕の通勤で体力を消耗しているかなと思うことさえあり、こういう感覚ははじめてかも?という気がします。

では、外から帰って自宅に戻ると解放されるのか、というとそうでもありません。

これだけ気温が高いと窓から入る熱が室温を上昇させ、ムッとしたサウナのような室内になっています。遮熱カーテンで閉め切れば、昼間でも照明を点けなければなりません。エアコンは早朝でさえ気温が高いので、出勤(家を出るまで)までほぼ点けっ放し。省エネとは程遠い暮らし方ですね。

異常気象が常態化するに伴い、多くの人がこう思い始めているのではないかと思います。

「毎年これじゃ、耐えられない。高齢になればもっとキツイ」
「猛暑でも快適でエネルギーを過度に消費しない家ってどうしたらいいの?」と。

私はこれまで、断熱性に劣る単板ガラスに各室エアコンのマンションから、全館空調の木造戸建てまで、いろんなバリエーションの家を住み替えてきました。

また最近は、数社のハウスメーカーを訪ね、断熱性や空調に関する疑問を投げかけ、「異常気象のなか、どうしたら省エネで快適な家を建てることができるのか」自分なりに調べてみたつもりです。

それらの経験からヒントになったことを備忘録的にまとめてみたいと思います。

結論からいうと、残念ながら理想的な解は見つかりません。ただ、わかったことは幾つかあります。マイホームを探している人は参考になるかもしれませんので、関心のある方はぜひ読み進めていただければと思います。

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