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【Day2】そもそも何をするのか学んでみる

こんにちは。
アイスはチョコモナカジャンボしか食べない「Factory Labo」です。

ということでまずは、
そもそもロボットSIerとは何をするのか、
そこから調べてみることにしました。

ロボットシステムインテグレータ(ロボットSIer)とは、ロボットを使用した機械システムの導入提案や設計、組立などを行う事業者です。
ロボットの導入を検討する企業の現場課題を分析し、最適なロボットシステムを構築するために、様々な機械装置や部品などから必要なものを選別し、システムとして統合するエキスパートです。 一般社団法人 日本ロボット工業会HP引用

「ロボットシステムインテグレータのスキル読本」


経済産業省と日本ロボット工業会が作成した「ロボットシステムインテグレータのスキル読本」。

正直なところ素人には難しい部分もありましたが、
一般的にロボットSIerとして必要なスキルが章立てて記されており、
アウトラインを体系的に学べるまさに教科書でした。

難しいとは言ってもわからない用語は検索しながら読めば、
十分理解出来る範囲です。

具体的に必要なスキルが身に付けられるテキストではありませんが、
どんなスキルが必要かが具体的に記載されており、
これからロボットSIerを目指す方には非常におすすめです。

下記のサイトから無料でダウンロード出来ます。

内容の構成は

1、組織体制
主に営業やプロジェクトの管理関係の内容が中心になります。
ロボットSIerは顧客との打ち合わせのつまずきが、
仕事の出来や利益に大きく影響を及ぼすため、非常に重要なようです。

2、生産技術
生産技術とは何を指すか、どんなことに留意すべきかが記されています。

3、安全/品質対応
リスクアセスメントについてや、
品質保証、ISOについての記されています。

4、機械設計
ロボットSIerの腕の見せ所である機械設計です。
主流の3DCADが記載されていたのはCADを選定するうえで非常に参考になりました。
まぁ結局記載のない3DCADを選んだのですが。。。
これについては近々別の記事でお話しします。
他にもエンドエフェクタ(ロボットハンド)の設計、
ロボット用架台の設計、
ロボット用のスライダーの設計やロボット用治具の設計など、
非常にものづくり好きの心くすぐるゾーンです。

5、電気設計
文字通り電気設計についてや安全回路について、PLCについても簡単にふれられています。
あとは制御盤の設計について。
制御盤とは、から説明されています。
非常に重要な漏電の怖さについても解説があり参考になります。

6、ロボット制御
用途別のロボットタイプの説明や、
シミュレーションについて、
力覚センサやコンベアトラッキングについて記載されています。
産業用ロボットについて記載のある部分なので、
一番ロボットSIerらしい項目かもしれませんね。

7、画像処理
バーコードやQRコードの読み取りから、
画像処理のポイントについても解説されています。

8、システム制御
システムインテグレーターの技術力を証明する分野でもあるモーションコントロールについてや、
システムの良し悪しを大きく左右するPLCについて。
あとはタッチパネル画面作成についてや
IoT(Internet of Things)についての記載があります。

9、電気配線
スイッチの接点の説明から端子の説明など、
電気配線の初歩の初歩が記載されています。
あとはEthernet配線などのLANについてなどです。

10、機械組立
ようやく最後の項目です。
組み立てに必要な道具が写真付きで説明されています。
他には空気や油圧などの配管について、
あとは組み立て精度評価についてです。


アウトラインに留め要約された構成ですが、
それでもなかなかにボリュームがありますね。
やはりシステム構成する上では全体を通した幅広い知識が要求されるようです。

やりがい十分です。
しかも興味のある内容が多く読んでて正直わくわくしてきました。

楽しみながら頑張りたいと思います。

ではまた。

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