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【事実発掘!FACT JAPAN 47 NO.18 】福井県鯖江市

目が悪くもないのに眼鏡が好きでたくさんの眼鏡を持て余しているFACT・松原です。といっても最近は老眼が始まったのか?ほんとに眼鏡が必要な歳になってきております。。。
マスク生活も長くなり、眼鏡やサングラスもかけづらい日々が続いておりますが、気分だけでもと思い増えていく眼鏡を磨きながらふと考えました。
眼鏡といえば福井県鯖江市が有名で日本のブランドはもちろんのことTHOM BROWNEのEYE WEARやTART OPTICALの復刻版も鯖江のハンドメイドによるもの。鯖江が世界公認の「眼鏡の聖地」であることは多くの方が知っている話かと思います。
ではなぜ鯖江が「眼鏡の聖地」になったのだろうか?と。

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鯖江市で眼鏡作りが始められたのは1905年頃のことだそう。
雪国である鯖江は、冬の時期になると田畑が雪に覆わて農作物の収穫ができなくなってしまう。仕事が減って収入も減り、生活に大きく影響を及ぼすこともあったそう。そんな冬場でも、安全な安心なインドアで作業をすることができ副収入が得られる手段として眼鏡作りが始められたのだとか。その活動を推し進めたのが鯖江市議員であった増永五左衛門さんで、当時日本で広まりつつあった眼鏡作りを鯖江市の発展のために市民の生活のために始めてみたのだといいます。大都市から眼鏡職人を呼び寄せその技術を鯖江市民に受け継いでもらい、1935年には日本一の生産量を誇る眼鏡都市となっていったのです。
農業を本業としながら眼鏡作りを副業に。まさに、市による副業推進・働き方改革の賜物だったという事実。
それが今や日本のみならず世界レベルの産業へと発展していったとても夢のある話だったわけです。


鯖江で眼鏡作りが始まった頃から100年以上たった昨今、話題に上がる副業解禁や働き方改革。
コロナ禍でリモートワークも浸透し、どこにいても仕事ができると感じている方も増えていると思います。何より通勤による移動時間が減った人が多いんじゃないでしょうか。
総務省統計局の社会生活基本調査によると、日本全国の平均通勤時間は、片道39分、往復1時間19分です。週5日勤務で考えれば1週間で6時間半という自由な時間が生み出されたわけです。
鯖江の人たちが冬の時間を眼鏡作りに費やしたように、現代の私たちもこの6時間半を有効に活用しない手はないですよね!
Uberの配達でもやってみますか?洋服屋さんでバイトなんかもしてみたいかなぁ。
はたまた趣味だったことに本気で取り組んでみます?絵を描いたり、陶芸をしたりとか。
今っぽくいくならNFTアートの制作に費やして世界に向けて発信してみるとかどうでしょうか。(最近の僕の関心事です)

生活のためにその時間を活用するのももちろんいいですし、今までやりたかったけどなかなか始められなかった活動をしてみることで、鯖江が掴んだ成功のような大きな結果を生み出しちゃうかもしれません。
こんなご時世ですがチャンスと捉え、「働き方改革」を飛び越え人生100年時代の「生き方の改革」につながるような活動ができると思えば夢が広がりますよね!
鯖江の副業モデルケースが私たちの背中を押してくれ、新たな可能性を引き出すきっかけになるのかもしれないです。

鯖江では現在においても、シティプロモーションとして生涯現役で活躍できる街づくりに力を入れているなど、全ての世代に向けての働き方の向上に常に前向きな街であり続けています。
働き方改革の未来は、鯖江の眼鏡を通して見えてくるわけです。
将来的に鯖江に移住し眼鏡を作りながらリモートで本業をこなす、なんてこともできるのかもしれないですね!と言いつつまずは東京で週6時間半を使って眼鏡のデザインでもしてみようかなぁと思っております。ちなみに最近好きな鯖江メイドの眼鏡ブランドは「AYAME」です。オススメです!

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次回の投稿はFACTを代表するメガネキャラ・鈴木大輔からお届けいたます。お楽しみに!

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