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【事実発掘!FACT JAPAN 47 NO.36】高知県

3月も終わりですね。ちょうど桜も見ごろで春の香りが漂う季節になりました。
マスク外したいけど・・・は、はっくしょん!!
はい、絶賛花粉症中の堀田が今回担当させて頂きますのは、高知県です。
私はPRを得意としているのですが、昨今のオンラインやWEB上でのなんやかんやは正直好きではありません。人だって動物です。動物はメールでコミュニケーションはとらないし、多少遠くに鳴き声が聞こえたり、振動を使ったりするかもしれませんが、基本的には対面でにおいを嗅いだり、動きを見たりしてコミュニケーションをとっていますよね。
メタバース、仮想通貨、SNS、アプリ等を使ったPRアイデアも考えて実施した経験もあります。ですが、原点に立ち返ってみると、人と人のコミュニケーションってアナログであるべきなのではないのか?と、考えてたりします。

少し話は飛びますが、コロナ禍が落ち着いたころに日本国内の行ったことのない県へ旅をしてみようと思い立ち、当時、遅ればせながらハマっていた大河ドラマ「龍馬伝」の影響で高知県にお熱だったこともあり、ミーハーな私は高知へ飛びました。
そこでまず驚いたのは、道端に人が倒れている!?
というか寝ている光景がいたるところで確認でき、その尋常ではない発見頻度に若干引いたほどです。地元のお店の人に聞いてみると、お酒を飲みすぎて酔っぱらって外で寝ているのだそう。「こんなのは日常茶飯事よ!はははは~」と豪快に笑うおじちゃんも、勧めてもいないのに呑むわ呑むわで恐ろしい酒豪でした。

高知県といえば、外食の飲酒代が東京都を抜いて全国1位という「酒の国」

としてその名をとどろかせています。

「べろべろの神様」という酒豪の神様もいらっしゃいます。

総務省の家計調査(2019年、2人以上世帯)によると、高知県の外食による飲酒代は3万7691円。全国平均の倍近くあり、断トツの1位です。注目すべきは、1人当たりの酒消費量ではなく、“外食の飲酒代”という点です。おうちで”ひとり酒”ではありません。高知県民は何でも理由をつけて宴会をするのが好きで、大勢のお客を呼ぶことから、宴会自体を

「おきゃく」

と呼ぶようになったほど、外で大勢とお酒を酌み交わすのが大好き。また、その「おきゃく」の代表的な文化で有名なのが、同じ杯を使って酒を酌み交わす高知の酒文化

「返杯(へんぱい)」

です。宴会を開いて、同じグラスでお酒を飲み交わして交流を深めることが高知県流のコミュニケーションなのです。

返杯の様子
商店街の真ん中で”おきゃく”が開催される時も。

NHK大河ドラマ「龍馬伝」でも宴会のシーンや、ビジネスの交渉の場で皆お酒を酌み交わしていました。
よく旅番組でも見かける、言葉の通じない民族の集落に訪れた際に、信用を得るためや、交渉する時には食事やお酒を酌み交わすシーンがありますよね?そう思うと、言葉が通じなくても交流できる
“宴会”こそが最も上位のコミュニケーション手法なのではないのかと改めて考えるようになりました。

※NHK「龍馬伝」より引用

高知城のお城下市「日曜市」

また、高知県には当時のニュース生成所ともいえる、規模・歴史共に日本一の300年以上の歴史を持つ、高知城のお城下市「日曜市」があります。
「日曜市」の起源は、元禄3年(1690年)、土佐藩第四代藩主・山内豊昌公が、場所と開催日を定めた日切りの定期市の開催を認めたのが始まりとされています。
現在でも400以上の露店がずらりと並び、見たことのない料理や野菜について質問したり、会話を弾ませながらショッピングすることができます。新たな発見や、時事ネタ、噂話などもここで入手できる場だったようです。

高知城のお城下市「日曜市」

無償配布用のポケットティッシュの発祥地

そしてこの春、私を含め、花粉症の人も大変助かっているだろう、日本の風物詩である街頭で配布されている「ポケットティッシュ」も実は高知県発祥です。森林面積が日本一を誇っている高知県は、パルプ・紙・紙加工品産業が盛んです。そこで1969年頃に高知県の製紙加工会社「明星産商」がマッチに代わる宣伝広告品として広告化した無償配布用のポケットティッシュを開発。54年経った今でも街中で配布されているほど、その広告効果は絶大です。
これだけ日本国内だけで浸透したコミュニケーションツールも珍しいのではないでしょうか?「何としてでも知って欲しい。」「メッセージを受け取ってもらう」ためにどうしたら良いか。というコミュニケーションを考え行動できる県民性だから成せたことだと思います。

当時製造していたハンディペーパー
当時のチラシ
まさしく、時を経てPRサービス用品の決定版になってます!
当時の案内
本当に「ティッシュは買うものではなく、貰うもの。」の時代になってるかもしれませんね。

次世代のコミュニケーションを牽引する高知県

コロナ禍も相まって昨今は直接的なコミュニケーションはめっきり減ってしまいました。
高知県民が大好きな「おきゃく」や「返杯」も自粛に追い込まれましたが、できなかったからこそ、その大切さに気付いた方も多いのではないでしょうか?
私はこの高知県こそが次世代のコミュニケーションを牽引する存在になると考えています。
おきゃく(宴会)、返杯・献杯のお酒文化や、その場の空気作り。
お酒好きな藩主が作ったコミュニケーションの場「日曜市」、ポケットティッシュを作り上げるまでの行動力と拡散力。この地はコミュニケーションプランナーが生まれるにふさわしい環境だと思います。
デジタルにフォーカスされている今こそ、アナログコミュニケーションの重要性に立ち返り、できることならば高知県にPRの学校を設立し、全世界にコミュニケーションのプロを派遣していく拠点となれば、次世代の「龍馬」が誕生する日も近いのではないでしょうか。

次回は龍馬に最も近い男、三寺からお届けします!楽しみに待っちょってね。

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