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ロシアはウクライナに侵攻するのか?

2022年、あけましておめでとうございます。

昨年末から、緊張が高まってきたロシアーウクライナの国境でのロシア軍の兵力増強は、年明けにはロシア側がウクライナに侵攻するのではないかと、しきりに欧米・日本のメディアではプーチン大統領への批判を繰り返しています。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、NATO、EUへの加盟を目指す勢力と親ロシア派との問題を国内で抱え、アメリカ、NATOからの武器供給を受けていることが、ロシア側では問題視しています。互いに相手が挑発しているという主張になっている。

元々、ロシア人が多く住んでいる地域を含んでいるウクライナの問題は、オバマ政権下のアメリカが大っぴらに関与していたことはご存じの通りです。ロシア・プーチン大統領は、2014年にクリミアを併合、国際的な非難を浴びました。クリミアの住民がウクライナ政府に反発し、ロシアへの編入を望む住民投票が行われ、約95%の住民がロシアに入る意思を明確にしました。

ウクライナからのクリミアの住民投票への妨害行為からクリミアのロシア系住民を守るためにプーチン大統領は軍を動かしたわけですが、クリミア半島を軍事侵攻で強奪したという解釈が一般的でもあります。

国際的にウクライナの領土と見なされているクリミア半島を構成するクリミア自治共和国・セヴァストポリ特別市をロシア連邦の領土に加えるもので、2014年3月18日にロシア、クリミア、セヴァストポリの3者が調印した条約に基づき実行されました。

クリミアとセヴァストポリにおける住民投票、独立宣言、併合要望決議、そしてロシアとの条約締結という段階を踏んで併合宣言が行われましたが、国際連合やウクライナ、そして日本を含む西側諸国などは主権・領土の一体性やウクライナ憲法違反などを理由としてこれを認めず、併合は国際的な承認を得られていないままです。

ウクライナとロシアの問題は、欧米の報道ほど単純なものではないので、まだまだ難しい問題となりそうです。

アメリカの他国への介入は、オバマ政権下では中東で7か国と戦争をしている状態、さらにウクライナへの介入も含め、そのほとんどが失敗に終わっている。なぜ、これほど他国に介入するのか、プーチン大統領は、昨年暮れに指摘しています。

ロシア、プーチン大統領は、ウクライナへの侵攻の意思も計画もないと明言していますが、予定されているアメリカとロシアの協議が注目されます。ウクライナと言えば、バイデン大統領親子の副大統領時代の汚職問題も噂されていますが、2020年大統領選挙前から、表向きに報道されることは一切なくなりました。

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