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「人見知りの本質」

私はとっても人見知りな子供でした。父親の職業の関係で、中学校の入学までに、二つの幼稚園、五つの小学校、そして卒業した小学校とは全く地域の異なる公立の中学校という具合で、個人として所属する社会が、4歳から13歳までの10年間で7回変わるという環境が大きく影響したのだろうと思います。

ただ、人見知りを表に出して隅っこに引っ込んでいると、新しいところで友達も出来ないまま過ごすことになるので、表面的には「よく喋る面白い奴」を演じるようにしていましたし、それを新しい社会に参加するたびにやっていると、いつの間にかそれが自分の本質であるかのように勘違いするほどでした。

周囲の人間も、私が人見知りとは思っていません。

でも、結局、人見知りの本質が変わることはありません。社会人になったころ、そんな自分のままでは成長がないし、そんな自分が嫌になって、ある日、その人見知りの本質に向き合うことにしました。

人見知りの本質は、不遜なことに自分が他人を値踏みしている視点で自分が見られ値踏みされているという事への恐れであり、それが強ければ強いほど、人見知り度合も強くなるということ、つまり、「自意識過剰」であり、自分で自分を縛っている「自縄自縛」です。

身勝手に値踏みする不遜さもさることながら、結局、自分で自分の足を引っ張っているなんて、無意味極まりなく、人生において何一つ良いことはないと気づいたのです。

そう、だから、人を値踏み(評価)するのをやめたのです。

#ご機嫌に暮らす
#より良い自分
#WELLBEING

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