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第10回 土木作業員から建設会社のコンサルタントになった話 〜土地活用編②〜


あけましておめでとうございます。
皆様、ご覧頂きありがとうございます!
資格試験やダラダラしたりで酷い遅筆にて、我ながら情けないです。
昔からルーチンが出来ない人間です。
安心してください!こんな人間でもなんとか生きております。

建設業界を志す学生さんや転職希望の方にお贈りする「土木作業員から建設コンサルタントになった話」第10話土地活用編です。

土地活用って?

皆さん「土地活用」ってご存知でしょうか?
簡単にいうと、未活用の空き地を「貸す」、「建てる」、「売る」などの活用により、収益を得たり、税金対策をする事です。

○貸す
月極駐車場や企業に土地を貸し、賃料を得ることです。

○建てる
アパートやマンションを建てて、入居者から家賃収入を得る。ビルや店舗を建てて企業へ貸し家賃収入を得るなどがあります。

○売る
土地を売却して、売却益を得ることです。

私が従事していたのは「建てる」会社です。
鉄筋コンクリート造の賃貸マンションを土地所有者様へ提案し、節税効果と収益を得て頂くことを目的としていました。

採用され私が配属されたのは、施工賃貸マンションの工事現場管理の「工事部」でした。

初出勤

あがり症で、人見知りな私(人の顔が憶えられない)緊張のなか初出社となります。
店長「おぉ来たか。よろしくな。取り敢えず朝の掃除からしようか」
私「はい、よろしくお願いします!」
人見知りなのに、いい格好しいのわたくし、緊張すればするほど、元気キャラを演じます。
結構疲れます笑

掃除終了後、工事長に指示仰ぎます。
工事長「この机使って。今日は現場回りに行こう」
雑然としている机で工事長の朝の事務処理終わり次第、現在動いている建築の現場見学となりました。

平成当時の職場環境

因みにこの当時の建設業を始め、多くの企業は
①室内喫煙
 机の上に灰皿がある事が普通です。

②パソコンの普及率が今ほど高くない
 店長はパソコンなかったです。
 因みに、製図盤がまだありました。図面は青焼が一般的。基本は紙です。

③パワハラ、セクハラが普通
 朝から猥談がまぁまぁありました

④ビジカジの概念が少ない
 ビジカジの小粋な設計士はなんだか小洒落ているって認識で、営業はビシッとスーツ、工事はザ作業着です。

⑤女性社員がお茶汲み
 などなど、今の若い方には考えらはない世の中でした。

現場見学

準備が整い、工事長の愛車ADバンに乗り込み先輩社員の現場へ見学と挨拶となります。

始めは市内の鉄筋コンクリート3階建ての賃貸マンション施工現場です。現場の代理人は県内トップ建設会社からUターンで入社された方でフランクにお話しくださり、この方の下に配属されないかなと密かに思っておりました。

次の現場は隣町の同じく鉄筋コンクリート3階建ての賃貸マンション施工現場です。
現場代理人は、、、Mさん
サングラス、パンチパーマ、イスの上で胡座、マイルドセブン。タバコをふかしてます。
怖い人です。
挨拶をすると「おうっ」です。

まじか、、、この人の下には着きたくないなと真に願ってました。

察しの良い読者の皆さんは薄々勘付きでしょう。
この後、工事長から非情な言葉が発せられます。
工事長「明日からM君の現場ね」
私「はい!Mさんよろしくお願いします!」
Mさん「おうっ」
偽りの元気キャラを演じてますが、内心とてつもなく落ち込んでます。笑

次回からMさんとの施工管理についてnoteしていきます。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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