見出し画像

衣裳・ヘアメイクについて

一部のキャラクター分のみですが、衣裳・ヘアメイクを観察した結果のイラストと、デザインの解釈です。
これもDVDや舞台写真を凝視しながら描いたものですが公式にアートブックなどが出ているわけではないですし、衣裳さんのインタビューなどもまだまだ拾えていません。衣裳の詳細も見間違い・見落としなどあるでしょうし、デザインテーマやモチーフなども私個人の感想と推測によるもので、公式の見解ではありませんこと、しつこいようですが重ねてご注意願います。

作品全体としては、15世紀頃のイタリアで流行ったスタイルをベースに、ジーンズなど現代の生地も取り入れつつ、リアルな服装というよりもキャラクターデザインの色の強い衣裳デザインになっているように感じられます。フランスの初演版などの方が現代風のアレンジが強い印象ですが、フランスの方が「服」をデザインしている要素が強くイタリアの方が「役」をデザインしている要素が強いのかなと感じます。

その感想の根拠としていくつか挙げられる点ですが、まず季節感というものがイタリア版には皆無です。一番分かりやすいシーンで言うと2幕前半の決闘のシーン、ベンヴォーリオの台詞で「日照りで暑い」と言われています。また1幕で乳母の台詞から分かるこの作品の季節は「ジュリエッタの誕生日である8月1日より15日ほど前」の夏です。しかし、「日照りで暑い」はずの7月の午後に、テバルドも、カプレッティとモンテッキの若者たちも、モッフモフの毛皮を着ています。他の登場人物たちの服装も、全体を通して夏のものには見えません。では全体に冬っぽいかというとそんなことも全然ないですよね。「リアル」な服を説明しているのではないことが分かります。

また、様々なシーンでダンサーに「仮面」が使用されることや、肉体と力強さを強調する大公の衣裳と王の象徴の金(黄色)のヘアメイク、メルクーツィオが片袖であることや、テバルドと猫のリアルな傷痕と言うよりも記号的なフェイスペイントなども、これらのデザインが「この服やヘアメイクをキャラクターが着ている・している」ことを意識したリアルな服として、メイクとしてのデザインではなく、キャラクターの概念を示すデザインであるように思えるのです。そんなことを考えながら、それぞれの衣裳をイラストに図解してみました。
全員分はなかなか描けないのですが、少しずつ増やしていこうと思いますので、思い出したら時々見に来てくださればと思います。

■ロメオ■

ロメオのお衣裳

ロメオのお衣裳はまず、なんと言ってもジャケットの背中に描かれた磔刑図のインパクトが強いですね。最初は衣裳さんが描いたのかな、と思っていたのですが、磔刑図以外の青い生地の部分も独特のムラや色褪せがあったので、これはフレスコ画など実在する宗教画をプリントしているのではないかと考え、探してみました。公式に情報はおそらく出ていないので(見つけられてないだけかも)分からないのですが、私が探した限りだとおそらくフラ・アンジェリコのフレスコ画2作品から、キリストと聖母がそれぞれ左右反転してプリントされているというのが最有力です。どうしてこの画家なのか、どうして反転しているのかはまだ分かりません…。勉強します。リンク先がWikiで申し訳ないですが参考までに当該作品を貼っておきます。

ロメオとイエス、そして聖母のモチーフは作中に1度、モンテッキ夫人が2幕で歌う♪Due cuori di donnaの中で出てきます。ロメオという青年を彼一人としてでなく何かの犠牲となった息子、誰かの罪を背負って死んだ息子と、息子を失った母親というふうに捉えているのかもしれないなと考えています。ジャケットの裏地の赤は内に秘めた情熱…というよりもやはり死や血を連想させるもののように思えます。

■ジュリエッタ■

天使の絹

ジュリエッタが♪Il ballo(舞踏会)、♪Ama e cambia il mondo(エメ)で着ているドレスです。ロメオの歌詞に「彼女の纏う絹…光だ」とあるように、照明の色を反射させて柔らかく繊細に光る光沢あるドレスです。マスクや胸元にもキラキラの装飾が施されて輝きを演出しています。
大きく膨らんだ袖は中に薄く透けるジョーゼットのような生地がふんだんに重なっており、裾や持ち上げた部分から見えています。スカートの下部には細い毛のような紐が2〜3本の束でいくつも縫い付けられていて、幼い鳥の雛のうぶ毛のようです。膨らんだ袖が羽のようなシルエットにも見えるので、ジュリエッタを「聖者」と呼ぶシェイクスピアの台詞と合わせて考えて天使の羽、若く幼いのでうぶ毛のイメージといったところなのでしょうか。袖やスカートのボリューム感や、柔らかすぎず固すぎない生地の質感が大変魅力的なドレスです。


ジュリエッタのお衣裳まだまだ沢山あるのですが、そちらは準備中です。お待ちくださいませ。ジュリエッタ衣裳いっぱいあって詳細を見るのが大変…!2幕前半の赤いドレスが可愛くて好きです。

■メルクーツィオ■

マキュのお衣裳

メルクーツィオの衣裳で一番大きな要素は何と言っても「片袖」だと思います。♪Il duello(決闘)でテバルドから「un uomo metà(半端野郎。歌詞の記事ではカマ野郎と訳。)と罵られますが、それをそのまま表しています。また、メルクーツィオ自身の台詞にも「お前みたいのが2人いても、やりあって常に片っぽだ。片方がもう片方を殺っちまうからな!」とあり、この台詞はベンヴォーリオに向けたものですがメルクーツィオ本人のことを言っており「片方しか残らない」というのは明確にこの衣裳の袖と一致します。これはアンバランス、不完全、中途半端といった意味を持って彼のキャラクターを形作っていると思われます。シェイクスピアの原作では上記の台詞、「たちまちやり合ってゼロ人だ」とあり、片方が残るのではなく相打ちになるという台詞です。これを「片方になる」と変更していることからも、意図的にデザインと台詞を合わせていることが分かります。


DVDでは初演の開幕段階の映像ですが、その後の公演写真を見ると、彼は映像よりも髪を長く伸ばし、より中性的なキャラクターデザインになっていきます。頭を剃って暴力に走り男性性が強く表れるテバルドとの対比もより強まります。

片側のみの袖にはバルーンが2つ付き、それも大きく形も緩く、どこか不恰好なシルエットになります。首元には黒と白の十字架がついたネックレスを付け、腰の剣も十字架に見えるシルエットにデザインされています。決闘のシーンの記事に詳しく書いているのですが、彼の剣は劇中で刺すところを見せる、血が出るなどの仕掛けが必要ない「持てればいい」剣です。そのため「見せるため」を最優先にできるデザインであることも伺えます。上衣や髪型など本人のデザインは彼の本質的なキャラクターを示すもので、ネックレスや剣といった装身具は彼が「理想とされる当時の男」を装うための道具であり、彼が自身の異質さを隠す隠れ蓑とするものであると考えられます。

また、ヘアメイクのデザインではない偶然だと思うのですが、メルクーツィオを演じるルカの瞳は鮮やかなハシバミ色をしています。髪の色ともかなり近く、影になると茶色っぽく、明るい時は鈍い黄色のように見える色です。「ハシバミ色の瞳」というのは「Hazel eyes」と呼ばれますが、この表現はシェイクスピアから広まったもので、その広まった元の作品は「ロミオとジュリエット」それも該当箇所はマーキューシオの台詞で、「自分の目がハシバミ色だからという理由で、相手がハシバミの実を割っただけで喧嘩になる」という内容のものです。つまり、マーキューシオの瞳の色として名付けられた色の瞳を偶然にもルカが持っているということです。

■ベンヴォーリオ■

ベンのお衣裳1

ベンのお衣裳2

同じ画像ではないです。私もしばらく気付きませんでした。写真によってジャケットが違うことに…。おそらく2015年公演頃から2枚目のジャケットにデザインが変更されたようです。でも基本的には同じデザインかと思います。ディティールの表現が少し大ぶりに変わった感じ。1枚目の方が写真などで見ると繊細で色も美しく好きなのですが、大きな会場ではそれが見えなかったのでしょうか、2枚目のデザインは柄も大きく色もはっきりとしたものになっています。靴の色は両方のジャケットとの組み合わせが見られます。

ベンヴォーリオの衣裳の1番分かりやすい特徴は上衣の裾に付いた馬蹄形のような縁飾りでしょう。このスタイル、メインキャストでは彼だけなので識別しやすいです。また、見る時の参考にはならないかもしれませんが肩口の部分が四角いのも他のキャラクターとは違う部分です。
さらに中に着ているシャツ、ジャケットともに襟と袖口に細かなレースがあしらわれています。ジャケットの多くの部分は革に穴を開けて模様をつけたもので、その下の水色の生地が見えています。背中には大きく花の模様、袖にも花があしらわれ、全体が形もすっきりとまとまっていながら細やかな装飾が多いのがベンヴォーリオの衣裳のデザインだと感じます。その上でアクセサリーなども少なく、装飾もビーズやラメを使わない布地の加工で上品に落ち着いて見えます。トリオで1番お洒落かも。
加工された革がキラキラと光を反射させ、花のモチーフとフリルが彼の満ち足りた心のうちと争いを好まない性格を示していて、この衣裳もとても素敵なデザインだなあと感じます。

■テバルド■

ジャケット

ぽんちょ

王様マント

テバルドの衣裳はまずバリエーションが豊富です。そしてどれも素敵です。シーンによって着替えがあるので、メッセージ性もシーンごとに異なってきているのが魅力的。しかも衣裳だけでなく、彼に関してはヘアメイクもこれ以上ないほど効果的に、明確に役を表現していて圧倒されます。

まず基本のシャツにジャケットという衣裳。DVDで見る限りでは冒頭は両袖あり、♪Non ho colpa(本当の俺じゃない)では袖なしの前開きですが、他の写真では冒頭が片袖だったり、Non ho colpaではジャケット無しのシャツのみだったりします。組み合わせ自由なのだろうか…(片袖はメルクーツィオのモチーフなので被らない方が分かりやすいなと思ったり)。そして靴が!なんとヒールのくるぶしブーツです!なんだと…。ティボルトというキャラクターは原作で気障な男とされることからお洒落さんが多く、ヒール付の靴でも違和感はないのですがジャンルカのテバルドの場合気取ったお洒落というよりも底上げ感があってかわいい…と思ってしまいます。ちなみにジャンルカは身長174cmらしいです。低くない。低くないのですが、周りが高いために舞台上で並ぶと、ヒールを履いた上で他のキャラクターよりも低いので、どうしても小さく見えてしまいます。

そしてその身長が効果的に衣裳と合わさるのが、舞踏会の衣裳です。舞踏会の記事でも書いているのですが、ちょっとびっくりするほどデザインが可愛い。舞踏会のティボルトの衣裳というのは他のバージョンを見ていても「気障野郎」がパーティ用に着飾っているので美しく、男前に、かっこよく見える衣裳が多いのですが、イタリアの衣裳はどうにも可愛らしい。丸刈りで冒頭から喧嘩してた荒くれ者の衣裳とは思えない幼さのあるデザインなのです。ぼんちょ型のショートマントにバルーンのパンツを合わせたシルエットは「子供」を強調するものだと思われ、決闘時のようなロングのマントと明らかに差別されていることがわかります。この舞踏会はカプレッティの家で開かれたもので家の主は叔父であり、彼はロング丈のマントを着用しています。この丈によるシルエットの違いが家の中での立場の違いであり、テバルドは一人前と認識されていない、あくまで子供として見られていることが分かるのです。

そして家の外で、自分が上に立てる場所でテバルドが着ているのがロングのマント。♪Oggi o mai(今日こそその日)、♪Il duello(決闘)で着ているもので、裏地は王の色である黄色(大公の上着も裏地は黄色)で、玉座に座る姿は「猫の王」を体現しています。背中には猫の引っかき傷にも見える3本のスリットが入っています。「傷」はテバルドの大きなモチーフであると考えられるのですが、それは彼のメイクにも表れています。
右目と唇に傷跡のようなペイントが施されていますが、リアルな傷のメイクではなく、あくまでペイントのように描かれていることが、これは何かの記号である、ということが強調されます。冒頭で初めて登場した彼を見た時観客はそのメイクから彼が荒くれ者であることを知るでしょう。顔の大きな傷は盗賊や戦士、悪役によくある表現です。その傷という記号が作中で表すものは、物語が進むにつれて涙、彼が心に負っている傷へと変わっていきます。最初から一つの意味だけを示すのなら、ありふれた表現ですが、そこに見え方が変わる、2つのイメージを同時に持たせるトリックが仕掛けられているのが秀逸で、彼の持つ憎しみと涙という2つの心(♪Tebaldoの歌詞にあり)を的確に表しています。

■ねこ■

ニャンコ1

ニャンコ2

ニャンコ3

にゃーん。
ニャンコです。猫。役名が「猫」なんです。名前はありません。ただ、猫である。
台詞は一切無いダンサーの役で、イタリア版オリジナルの他国には無い役です。「死」も「詩人」もいらないけど「猫」入れようって思ったイタリア、言葉にならない愛しさがありますね…。テバルドに寄り添う腹心のような、彼の心の一部のような、不思議で魅力的な役です。

舞台上で唯一顔を白く塗っており、顔のテバルドとは反対側である左側に傷のペイントが施されています。彼の他に誰もしていない白塗りは「仮面」の代わりをしていると感じました。それは彼が他のキャラクターとは違うこと、人間ではない猫であること、人間のダンサーと同じ振り付けで踊りリアルな猫に寄せずとも、それはリアルとしてそのまま受け取るのではなく概念のような存在であること、その記号であると感じます。
目の下の3本の線は傷のデザインと猫のデザインが融合したものでしょうか。猫のひげからもヒントを得ているように見えます。メイキングのDVDを見るとこのデザインに行き着く前には、これよりももっと猫に近いメイク、言うなればCATSに少し近いようなメイクであった時もあることが分かります。どこまで「猫」に見せるかという線の引きどころを探り、ここに行き着いたということなのでしょう。シンプルかつ、テバルドのメイクとの類似性があってとても素敵だと思います。このメイクはテバルドの死をきっかけに描き直され、台詞を持たない役にメイクの力で言葉よりも効果的に語らせるという表現がとられています。1つのメイクが2つの意味を持つテバルドと、メイクそのものが変化することで人間の言葉を持たない猫の感情を語る猫のメイク。ものすごく感動しました。

ジャケットは冒頭のシーンなどで着ていて、胸のラインはレースが縫い付けられています。ベースの生地は縦目使いと横目使いが混用されていて、胴衣は縦、袖は横です。パンツのスリットは最低でもイラストの2パターンあり、もしかすると他にもあるかもしれません。靴は黒の時と赤の時があるようです。
マントはテバルドのものに比べて色がかなり褪せていて、スレて白っぽくなっていたり日に焼けて茶色っぽくなっていたりします。また、フードがついていること、裏地が柄物であること、袖にバルーンがついていたり、首に回されたフサフサ部分が黒く細いこと(イタチの毛?)、袖口の紐がリボン結びではなく固結びのため垂れる紐が長いのも特徴です。と、かなりデザイン要素の多いマントでテバルドよりもくたびれて汚れていながらもお洒落でかっこいい衣裳になっています。豪華。

舞踏会の衣裳はエリザベスカラーを首につけられていて、急激に「猫」らしくなります。光沢のあるオレンジの生地の衣裳で大きく膨らんだバルーンのパンツ。下は膝上が肌色タイツで、ちょうど境目がパンツの裾に隠れて分からないようになっています。舞踏会では彼の周りに同じ衣裳で違う動物の仮面を着けたダンサーが数人踊っているのですが、カプレッティ家が動物好きで猫ちゃんの他にも飼っているのか、もしくはペットが好きな知り合いが多くいて招待しているのか…。どちらでも微笑ましいです。おめかししたワンニャンの多い舞踏会。

■パリデ■

パリデ1

パリデ2

若くて伯爵位持ちで大公の親戚で顔が良くて性格も良い。お金もある。脂ぎってなくて爽やかで物腰柔らか。超がいくつでも付く、いわゆる「優良物件」なパリデ伯爵。他の国のバージョンではジュリエットと歳の離れた大人(おじさんの場合も)だったり胡散臭い気障な男だったり、ズルそうだったり「突然この人と結婚しろって言われたら、そりゃあ嫌だな」ってパリスが多いのですが、イタリアのパリデはもう「理想の王子様」を形にしたようなキャラクターになっています。
この役はバレリーノによって演じられる踊りがメインの役で、歌のソロや台詞も少しありますが、他国でパリスが歌っている箇所は他のキャラクターのパートになっているところが多いです。

彼のメインの衣装は鮮やかな若草のような黄緑色。上衣は正面が開く形で、ヒマワリと葉の模様です。衣裳の詳細は初演のニコロより後にパリデを演じたDennyのインスタグラムにお写真が沢山あったので凝視させていただきました…。
背中と袖の記事は少し起毛しているように見え、柔らかく光を反射して表情を作ります。ヒマワリの生地はバルーン部分にも使われ、こちらは光沢のある生地。
シャツが丸首なのもパリデの衣裳の特徴です。他のキャラクターは襟付きのシャツです。
舞踏会の衣裳は金色の馬がモチーフになっていて、なめらかな美しいたてがみが特徴です。上衣の前面はキラキラとした固めの素材があしらわれ、背中にもその粒で模様が描かれています。

この2着の衣裳はどちらも上昇のイメージが感じられます。生き生きと空に向かって伸びる若草、太陽に向かうヒマワリ、そして駆け抜ける金色のサラブレッド。どれも成長、躍進といったイメージを持ち、将来有望で優秀な若者というキャラクターが表されています。振り付けに飛躍が多いのもそのイメージがあるかもしれません。また役作りが爽やかで物腰柔らかなため、緑色の持つ穏やかで優しく知的なイメージも併せ持ち、馬のモチーフや「金」という強い色と合わさっても下品にならず、全てを備えた若者貴族としての輝きを支えているように思えます。


■稽古着■

稽古着が…素敵なんですよね…
DVDを買うと2枚組のうち片方はメイキング映像なのですが、そこで映る稽古映像でメインキャストたちが時々着ている稽古着のシャツがとても素敵です。
本番の衣裳とは明確に違う「稽古着」としてのものだと思う黒や白のシャツなのですが、衣裳と同じ14〜15世紀の形のシャツです。衣裳さんが用意されたんだろうなあ。素敵だなあと思います。このシャツは男性のメインキャストが主に着ていて、女性キャストはコルセットとスカートが基本、役によっては男性陣とは違った形の時代シャツを合わせているようです。

稽古着

Tシャツやジャージでも勿論良いと思うのですが、こうして役に近いものを着て稽古をしていくことで、役としての身体の使い方や、居方がより浸透しそうな感じがします。舞台に上がる時にいきなり役の姿になるのではなく、稽古場の段階からその役が身につけていたものを纏い、それで動く、それで生きることで役がより自然に在れるようになるのかな、と思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?