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【読書感想文】ChatGPTは神か悪魔か

今回は年末に東京の丸の内ビルにある丸善本店で買った「ChatGPTは神か悪魔か」の感想文を書きます。

3つほど気になったこと
① 6章に、テスラは電気自動車を作ったが、同じ時期に家電量販店に販売網もあり、電池の製造ができて、かつ家電でモーターの技術もあるパナソニックで、車載部品ではなく電気自動車自体を作っていればよかったのに。的な内容がありました。
→ 知人と議論をしました。たぶんできない理由とやらない理由がありそうです。

できない理由;車は技術も必要だが、第一優先は安全性で、その車の安全に対する技術蓄積がない状態の参入は難しかったのではないか?
やらない理由;ゴールドラッシュで一番儲けたのはLevi'sとも。車でコンスタントに設けているのはタイヤとも、いわれているようです。車を作るより車載部品を作っているほうが儲かるのではないか?

② 7章に、ブルシットジョブや大学の論文で使える場面ではChatGPTを使えばいい。でも小学生は、国語力が減るのでChatGPTを使わないほうがいい。という内容が記載されていました。
→ 「使わないほうがいい」の正論が通る世の中じゃないと思うので、きっとこれからChatGPTを使うことで国語力が落ちた人間が量産されると思います。きっと20年後にはChatGPTは国語力の落ちた人間の言葉を学習することになるので、今より、知的ではなくなるのではないしょうか。

それを阻止するために、ChatGPTの学習データに「ただし、学習データは、(新しい語彙を除く)文章情報は2030年までのものに限定しています」というような但し書きがつく可能性があると思います。
その但し書きが付き始めたら、AIより言語能力(も含め知能)が低い人間ばかりになり、AIレベルを目指す人間が増えるのかな? シンギュラリティはAIのレベルが上がることで発生するのではなく、人間全体の知能の低下によって起こる可能性もありますかね。

長くなりそうなので、3つ目は割愛します。

追伸;
本は新しい知識をくれるし、考える機会も与えてくれる。簡単な本は1時間程度で読めたりするが、それは理解できる言葉で、ある程度理解している内容のことが多く、腑に落ちるためサラッと読めてしまう。
途中で調べ物をしたり、考えてしまう本は気づけは数時間、十数時間は読むのに時間がかかる。そっちのほうがしんどいけど、得るものは多い。
私は、本を読むのが遅く、読んだ本の数で人には勝てないので、そう言い訳をしておきます。



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