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なんでも自分にきいてみる

ちゃんと、という幻想

20歳くらいからずっと、わたしは1日1食+αぐらいの生活をしている。別にそうしようと思ってそうなったわけではなく、その頃は外食が多かったので、一人前を食べるとお腹がいっぱいになるからそれ以上食べなかった、というだけのことにすぎない。

わたしにしてみれば、自分の体の声を聞いていただけなのに、当時はやたらと「ちゃんと食べなさい」と言われた記憶がある。


最近、久しぶりに「しっかり食べるべき」的なことを言われた。今も昔も、こういうことを言う人は必ずみんな三食摂らないことの弊害を言うのだけれど、正直どう考えてもわたしの方が健康なのになぁ、と思う。少し意地の悪い言い方になってしまうけど。


睡眠に関しても同じで「夜ちゃんと寝ないと云々」と言われるものの、わたしはどうも幼少期から世間一般で言うところの「ちゃんとした睡眠」とは相性が悪い。なので、可能であればだけれど、眠くなったら寝て、眠くない時は何時だろうと起きることにしている。
(こういう生活をしていると、いつの間にか一番元気な時間が深夜になってしまう)

一応、これに関しても一般的に「良い」とされている常識から大きくずれているのは知っている。


いろんな新しい見地が出て来る

けれどどうだろう。今では16時間ファスティングも一般的になりつつある。現代の食事で三食しっかり、というのは負担が多いとも言う。
人間が本当にクリエイティブに活動できるのは深夜2時頃から5時頃、という説も耳にした。

勿論そうでない人もいるだろう。
重要なのはそこではない。
わたしが言いたいのは、自分の声を、どれだけ聞き取ることができるか。それに尽きる。

繰り返すようだけれど、一般的に「良い」とされていることが合っている人は、それを取り入れればよくて、その是非を語っているのではない。
三食きちんと食べることで調子のいい人はそうしたらいいと思う。

でもね。
もし違う可能性があって、それに興味があったら、その感覚を大事で欲しい。
誰かが自分の中の常識と違うことを言っていて、そこに何かがひっかかったのなら、その可能性にも目を向けてみてほしい。

一日や二日、常識とは違うことをしたって、大した弊害は無いのだから。

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