生命の大進化40億年史 古生代編

生命はいかに誕生し、多様化したのか
土屋健
群馬県立自然史博物館監修
ブルーバックス B-2203
2022年6月20日第一刷発行

生命起源の微粒子が存在したとされるのが約39億5000万年前。約2億5200万年前の大量絶滅までを古生代と呼ぶが、そのとてつもない長い期間にどのような生き物がどのように生きていたのかを、地球の生存環境とともに可能な限りわかりやすく説明されている。化石をもとに復元したカラーの絵の数々はとても美しく、尚且つ可愛らしくもあるが、実際に動く姿を目の当りにしたら恐怖であろう。それくらい、現在生息する生物と外見が乖離している。
一通り学んだあとに科学博物館を見ると楽しいだろう。中生代編を期待するとともに、博物館めぐりを深められる喜びを得られて、大変ありがたい書物となった。

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