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【ご報告】創業時から4年半働いたMatcherを卒業します。

社員1号として4年半働いたMatcher株式会社を卒業します。8月末日が正式な退職日ですが、最終出社は7月31日でした。

スタートアップ然とした変化の激しい環境で、様々な経験をさせてもらった充実した4年半でした。

Matcherでの日々の締めくくりとして、今までの思い出を振り返ってみたいと思います。

2015年8月、Matcherの構想を聞く。2015年11月、法人登記

はじまりは大学を休学してベンチャー企業で働いていた3年生の夏。

学生団体を一緒にやっていた起業準備中の先輩に久しぶりに話そうと連絡をもらいました。

Matcher代表の西川さんです。

指定された有楽町のビルに着くと、後に共同創業者になる手島さんもいました。

銀縁の丸眼鏡にでっかい赤ちゃんのプリントが入った奇抜なTシャツという風貌から、ちょっと話しづらそうな人だなぁと思ったのを覚えています。(話したらとても大らかな人で驚きました。あとTシャツはタイで買った100円Tシャツでした。)

近況話はそこそこにMatcherの原型となるアイデアを聞くことになります。

西川さんが学生時代に感じていた就職活動の負。そしてそれを解決するためのサービスの構想について、スケッチとエクセルで作られたワイヤーフレームを自分に見せながら本当に楽しそうに語ってくれました。

この人が夢中で語る、理想の世界を見てみたいなぁと素直に思いました。


まだ存在しない、名前すら決まっていない会社に誘われ、その場でjoinすることを決めてからは、当時していたベンチャーでのインターンの合間を縫って、事業について考えたりしました。

新宿野村ビルのスタバに集まって、企業理念や行動指針を考えたこともありました。

パッとしない屈折した高校生活を送っていた自分ですが、青春を謳歌する高校生の文化祭準備ってこんな感じなんだろうなぁと思えるくらい、ワクワクする時間でした。

そして、2015年11月2日の一粒万倍日。Matcher株式会社が設立されます。

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2016年1月、本格参加。スタートアップの洗礼を受ける。

それまで合間を縫って関わっていたMatcherでの仕事ですが、勤めていたベンチャーを辞め、2016年1月に週6勤務のインターン生として働き始めました。

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入社前のワクワク感は消え去り、めちゃくちゃしんどい日々でした。

ダンボール2つを重ねたものが自分の机。最初の学生ユーザー100人を集めてくる仕事から始まり、ほぼ経験のないオウンドメディアの立ち上げを丸々任されました。

「『OB訪問』って検索したら1位に出るようにして」とオーダーをもらうも何から手をつけて良いかわからず、べそをかきながら仕事をしていました。

なかなか成果が出ないことと、それに対するプレッシャーに吐きそうになりながらも、それでもやり続けるしかない日々。

たくさんの思考と実践の中で、なんとか(一定期間だけであるものの)OB訪問の検索で1位と2位を同時にとれたこと、(これも一時的ですが)「学生時代頑張ったこと」や「自己分析」といった就活領域のビッグキーワードで検索1位をとることができました。

困難から逃げることなくやり続けたこの経験は、自分にとって大きな自信になりました。これからの人生においても、自分を支えてくれるかけがえのない経験だったと思います。

全く仕事ができなかった自分を見限ることなく任せてくださった2人には、感謝の気持ちでいっぱいです。

2016年9月、インターン退職の挨拶をしに行き、正社員として入社を決める

休学明けの夏頃から周りが就職活動に動き始め、多分に漏れず自分も就活をし始めました。

メガベンチャーを中心に多くの企業のインターンに参加させていただき、ありがたいことにお声がけをいただく機会も増えてくる中で、「ファーストキャリアはやっぱりメガベンチャーの方が良いんじゃないか、、?」と考え始めました。

当時最も興味のあった会社に長期インターンのお誘いをいただいたタイミングでそっちで働こうと決意し、西川さんに連絡を入れました。

原宿にあるスープカレー屋で意を決して退職する旨を伝えたのですが、見事に煽られそそのかされ、Matcherに正社員として入社することが決まってしまいました。笑

「今スタートアップに飛び込む難しさと守るものができたときにスタートアップに飛び込む難しさが一緒だと思わない方が良い。」と言われたことが意思決定の大きな後押しになりました。

そして何より、やはりこの人たちとこれからも働けたら楽しそうだと思えたことが一番の決め手でした。

大学3年の3月から、正社員1号として働き始めます。

2017年6月、IVS LaunchPadに出場

「IVS LaunchPadの最終選考に残った」と聞いたときの得の言われぬ緊張感と高揚感は今でも強く印象に残っています。

かねてよりIVS Launch Padでプレゼンする起業家を見て「かっこいいな〜」と思っていた自分にとって、まさか自分が創業に携わった会社が出るかもしれないという状況は、信じられない事態でした。

最終選考前日に徹夜で3人で動画素材を修正してデータを送り、無事選考を通過したときは本当に嬉しかった、、

本番のプレゼンテーションを見ながら今までのことを思い出して、一人静かに泣きました。笑

2018年3月、『まるっとOBOG訪問in東京ビッグサイト』開催。以降全国へ拡大

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リクルートさんと共催のOB・OG訪問イベント、『まるっとOB・OG訪問』が開催されました。

「いつかビッグサイトでOB・OG訪問イベントやれたらいいね」と言っていたことが、まさか現実のものとなるとは、、本当にびっくりです。

自分自身は首の捻挫によって起き上がることすらままならず、この記念すべき日に足を運ぶことができませんでした。

無念、、、

送ってもらった上の写真を見て、多くの就活生に価値を届けられるサービスになったんだなぁと、感動したのを覚えています。

この取り組みは年を経るごとに大きくなっていき、今年も全国各地でOB・OG訪問イベントを実施する予定です。

起業前に思い描いていた、「学歴や地域に関係なく、手を伸ばせば会いたい社会人に会える世界」を現実のものにしつつあります。

なぜこのタイミングで退職するのか

Matcherで過ごす中で、自分にやりたいことができたのが一番の理由です。

経営陣2人と創業前から一緒に過ごさせてもらうなかで、スケッチブックに描かれた1つのアイデアがたくさんの人を巻き込み、全国の就活生に価値を届けられるサービスに成長していく様子を目の当たりにしてきました。

そこで強く感じたのは、一人の人間の志から事業が生まれ、その事業が社会をより良くしていくということ。そして、その尊さです

社会を良くしたいという人と伴走し、力になること。

事業で人を幸せにする素晴らしさを教えてもらった自分だからこそやるべきことなのではないかと思い、新たなチャレンジをすることに決めました。

拡大期で本当に忙しいタイミングでこのような決断をする自分を、前向きに受け入れ、背中を押してくださったMatcherのみなさんには、本当に感謝しています。

Matcherの名に恥じぬよう頑張ってきます。

むすびにかえて

開いていただく送別会で、個人個人にメッセージをお伝えすることができませんでしたので、この場を借りて伝えられればと思います。

西川さん
4年半、初めて会ったときから考えると5年半、本当にお世話になりました。

愛を持って人と接することの大切さや、自分の夢を怖じずに語り続けることの素晴らしさ、そして何より仕事の楽しさ。たくさんの大切なことを背中で教えていただきました。

また一緒に仕事がしたいと思ってもらえるよう、そして「八重樫を育てたのはわしじゃ」と誇ってもらえるような人になれるよう頑張って参ります。

そしていつかまた、ワクワクするアイデアをスケッチブックに描いて、見せてくださる日を楽しみにしています。

これからも宜しくお願いします!

手島さん
穏やかで暖かく、そして人としての筋をきちんと通されている手島さんは、自分にとって憧れでした。

絶対嘘だと思われそうですが、友達や家族にことあるごとに手島さんのような人になりたいと言っています。本当です。笑

手島さんのように、自分にとって何が大切なのかを知り、自分の気持ちに正直に生きていきたいと思います。

叶うのであれば、これからもずっとカラオケやキャンプ、釣りご一緒させてください。

4年半本当にありがとうございました。

てつさん
2年間本当にありがとうございました!!
てつさんと一緒でなければ潰れてしまいそうな局面が何度もありました、、

本当にきつくて楽しくて、いろんな感情になった2年間でした。

いやー、本当にいろいろありましたね、、笑

てつさんのように、苦しい状況でも言い訳をすることなく、常に考え続け、周りに気を遣える、そんな人間になれるように頑張ります。

人狼、いつでも誘ってくださいね。本当にありがとうございました。

P山さん
てつさん2人でめちゃくちゃきつい時期に入ってきてくださったのがP山さんでした。

大変な状況でも常に明るく面白いP山さんに、自分もてつさんも本当に救われていました。

お会いした日にお客さんのところに行って、一緒に怒られて帰らされた経験は、多分一生忘れることはないと思います。笑

今後ともお付き合いできたら本当にうれしく思っていますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。

ありがとうございました。

あと、撮影する映画でエキストラで呼んでくださるのを楽しみに待っています!!

るんさん
このような表現は失礼に当たるかもしれませんが、一緒にいた時間が半年しかないとは思えません、、

本当に仲良くしてくださりありがとうございました。

るんさんのようにハイクオリティの二億四千万のものまねメドレーができる面白い人になれれば最高なのですが、流石にそれは難しそうです。

なので、るんさんのように周りへの気遣いができて、思いやれる人間を目指したいと思います。

ぜひ朝活も継続的にやらせてください!

本当にありがとうございました。

おだじさん
仕事で直接的にご一緒させていただくことはありませんでしたが、おだじさんのなんとも形容しがたい人としての魅力にハマりまくっていました。笑

もっとご一緒させていただきたかったというのが正直な思いですが、ぜひ今後もカラオケなりマリカーなり誘ってくださると嬉しいです。

今後ともどうぞ宜しくお願いします!

須貝さん
短い間でしたが、本当にお世話になりました!

慣れない環境の中でいろんなことをキャッチアップしようと勉強されている姿を見て、努力家な方だなぁと思っていました。

新しいチャレンジとなると思いますが、お互いに頑張りましょう!

本当にありがとうございました。

インターンのみんな
至らないところもたくさんあったかと思いますが、一緒に頑張ってくれて本当にありがとうございました!

特にもんじキャミ翔太郎スニ夫は自分が初めて持ったチームで、たくさん迷惑をかけてしまったと思います。本当にごめんね。そしてありがとう。

Matcherには限られたリソースしかないかもしれないけど、それでも良いアイデアは受け入れられ、どんどんかたちになる会社だと思っています。

チームに加わってくれたときに掲げたゴールを達成するためにはどうすればいいか。一生懸命考えて、良い意味で会社を使い倒してください。

ぜひ、有意義なMatcher LIFEを! また会えるのを楽しみにしています!


そして、ここで名前を上げて直接御礼をすることが叶わないユーザーのみなさま、そしてクライアントのみなさまにこの場を借りて御礼をさせてください。本当にお世話になりました。

またどこかでご一緒させていただけることを楽しみにしています。
本当にありがとうございました!!

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