23年1月の短歌
アイドル短歌
神よりもたしかなものに祈ってる君に優しい世界であれと
1月13日。とあるアイドルの卒業を見届けながら、好きなアイドルたちのことを思って詠んだ歌。
名前順でもクジなんかでもなくてアイドルだから僕らは隣
1月14日。教室の席替えをイメージしながら、「シンメ」について詠んだ歌。
「あかいものといえば何がありますか」と問われてきみの頬が浮かんだ
1月20日。ジャニワの観劇を楽しみにしている中、舞台の上の浮所くんの紅潮した頬を思い出して詠んだ歌。
5秒だけくださいわたしの目を見ててください あのね、あのね、好きです
1月20日。寒い帰り道に、ふと好きな人たちのことが好きでたまらないなぁと思って浮かんだ歌。「あのね」の繰り返しは、木下龍也さんの「鎮火してもらうつもりでくちづけを求めたけれど、けれど、全焼」(『オールアラウンドユー』収録)におそらく影響を受けています。
ただひとり君にピントが合ったとき丸い視界は金の額縁
25日にジャニワを観劇して。双眼鏡の丸い視界の中で見た浮所くんの姿がまぶしくて特別で、お気に入りの絵を大切に額装するような気持ちになったことを詠んだ歌。
2月は大場花菜ちゃんと浮所飛貴くんのお誕生月。厳しい寒さも愛おしく感じられそうです。
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