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輝く星たちのSHOWへ、ようこそ!-サマステ2022 美 少年公演備忘録-

EXシアターでこんなライブがつくれるんだ、と感嘆した。一言で表すなら、豪華なディナーコースのようだった。

EXならではの距離の近いライブの楽しさもありながら、各コーナーやソロのパフォーマンスの世界観の作りこみからはジャニーズの“SHOW”を存分に感じられて、そのバランスが絶妙だった。

面白いもかわいいもかっこいいも盛りだくさんで、二時間弱とは思えないくらいの満足感。お腹いっぱい!


一曲目は『虹の中で』。オープニングで花のセットが降りてきて、白の王子様衣装で登場。

一人ひとり片側のモニターに抜かれて、もう片側のモニターで名前が紹介されていたのだけど、メンカラのお花が使われていて上品で素敵だった。2番の振りがかわいかったな。

曲終わりに浮所くんが高校球児顔負けのフルスイング投げキッスをくれたのだけど、勢い良すぎて誰もキャッチできずにEXの壁突き抜けていったと思う。かわいい。


アウトロからアレンジで2曲目の『High Beat』に繋がっていて、キラキラ王子様パフォーマンスから一気にサマステ気分に!

ちょっと動きづらそうなしっかりした形の王子様衣装でしゃがんだりターンしたりするの、ジャニーズを感じて無性にテンションが上がった。


会場全体で盛り上がれる『Welcome to our party』の流れで挨拶&みんなでペンラを上げ下げしたり夏曲の手振りをすることで、一体感とライブ感を生んでいてよかったなぁ。

『Welcome to our party』、歌詞がサマステにピッタリで素敵だなあと思った。これまでの積み重ねで"ここ”サマステを引っ張る存在になったこと、毎夏の恒例だけれどどんな現場より儚く感じて特別に思えること。美のみんなも同じなのかなあと思うとじんとした。


『夏疾風』は花のセットがなくなって、照明もシンプル。

きれいなハモに圧倒されながら6分割になった横長のモニターを見て、ああいつか嵐さんみたいに、ドーム規模で聴きたいなあ、高画質のモニターで見たいなあと思わずにはいられなかった。『夏疾風』、もう一度聴きたいな。


那須くんソロの『Bad Desire』は、美の中では静かで穏やかなイメージのなすふじたいが真っ赤な照明の中で熱を感じる曲を踊っているのが新鮮に感じられて印象的だった。

那須くん、ダンスがとっても上手になったなあ。歌声も曲にマッチしていて、作った感じのない上品な艶やかさで素敵だった。


龍我くんのソロは『まいったネ 今夜』。ここで小さなダイヤ型が連なった照明?装飾?が降りてきたのと、深い色で重ための衣装、冒頭の通行人とすれ違う演出でもうEXが昭和の世界に。龍我くんが昭和のトレンディ俳優にしか見えない。

存在が耽美な龍我くんにコートにハットにまいったネ今夜、まいりましたワ……。いつも思うけれど、龍我くんの無邪気さと艶やかさが同居した透明感のある歌声がとっても好き。


曲終わりの龍我くんに金指プロデューサーが声をかけ、マイクノスタルジックJのコーナーがスタート。これが本当に楽しかった……!!MCイッセイカナサシ絶好調だしみんなノリノリで、この時代の曲に詳しくなくても引き込まれる。

モニターに『ザ・ベストテン』みたいなデザインで曲名とリリース年、アーティスト名が出ていた。衣装はカラフルなサテンのシャツと腰回りがぴったり、裾がフレアのパンツ。浮所くんはゴールドのごついチェーンのネックレスもしてた。浮所くんのプロポーションの良さとしなやかなダンスが堪能できる衣装で、腰が細い~~!!そして位置が高い~~!!羨ましい!!って終始思った。

A・RA・SHIが藤井くんによる振り付けなことが紹介されるのも良かったし、浮所くんのアクロが久々に見られたのも嬉しかったな~!

大昇くんソロの『君だけに』がコーナー中にあるのも良かった。大昇くんと同じ時代に生まれてこの歌声を聴くことができる自分はなんて幸運なんだろう……。

締めがオリ曲『Sing it』なのも、美 少年がこれまでのジャニーズ、ひいてはアイドルの歴史の系譜の中にいることを感じられてぐっときた。

最高演出すぎて内心「世界!!見たか!!見てくれ!!!!」って暴れてたので絶対円盤にしてほしいしダイジェストでもいいからYouTubeで公開してくれないかな~~~~!!!!発案は大昇くんだそうで。ちょっと詳しくインタビューさせてほしい。


『真剣SUNSHIN』でここがEXシアターなことを思い出す。また一気に夏モード。サイドバルコまで来てファンサタイム。

浮所くん、ギャルピースを気に入ったらしく4連続でして照れ笑いしてたり、じゃんけんに勝ってめちゃくちゃ喜んでたり、移動が基本飛行機ブーンのポーズだったり、お茶目でかわいい。そしてすごく優しい。ハンドサインに応えたあと一回一回「君だよ!」って指さしていたり、B3バルコ下の陰になってしまう部分を覗き込んで手を振ってくれたり。浮所くんがとびきりかわいくて優しいことなんて知ってたけど、目の当たりにするともう堪らない気持ちになってしまうね……(泣)。


MC明けは藤井くんのソロ『Bublle Gum』。藤井くんのソロはいつも洗練されていてお洒落だなあ。

演出だけじゃなくて、藤井くん自身の曲中の細かな仕草というか、ダンスにとどまらない身のこなしというか、そういうものがこなれていてかっこいいんだと思う。ジャンプがとっても高くて綺麗だった!


『YOU&美』と『Beautiful Love』は記憶もメモもないので割愛する……。多分この後の浴衣~浮所くんソロに記憶力を全振りした。衣装は春のペールブルーのジャケットなしバージョンだった……よね……?


リア恋DX(恋愛ゲーム風)コーナー。ただゲーム風の映像を流すだけじゃなくて、曲の設定や歌詞とリンクした一つの物語になっているのがすごい。デビュー10年目のクオリティでは……。

浮所くんのキャッチコピーは「熱血アクロバティック男子」。アクロバティック男子って何?って思ったけど浮所くんは間違いなくアクロバティック男子だよな…とも思った(?)。ゲーム内のLINE風映像も、語尾がちゃんと一人ひとり違っていて凝ってる!うろ覚えだけど、那須くん「17時集合」、浮所くん「17時に集合な!」金指くん「17時集合、遅れるなよ!」大昇くん「17時集合ね♪」みたいな感じ(ふじりゅ忘れちゃった泣)。

袖から鏡の目隠しが出てきて、『LALA love』内で浴衣に着替え。浴衣を選ぶゲーム映像と、「浴衣」「家の鏡で」「前髪」といったワードの入った藤井くんのラップの後に一人ずつ鏡の後ろから出てくる。ひょこ!って出てきた浮所くん、くしゃっと笑って「どう??いい??」って客席にアピールしていてかわいすぎて膝の力抜けるかと思った。衣装っぽさのないシックで大人な浴衣なのが破壊力高めでしたね……。

鏡に向かって前髪を直して、いざ夏祭りデート!という流れで『ENDRESS SUMMER』盆踊りバージョン。ここで浮所くんがずっと子犬みたいな顔で那須くんにかまかけてた(そしてずっとフラれていた)ので命拾いした。さっきまでリア恋ゲームの世界だったのに急にうきなす二人の世界なんだもん……那須くんに何も敵わない。最後は二人して浴衣の裾を持って両足跳びでうさぎみたいにセットを登って行ってた。かわいい。めでたしめでたし(?)。


浴衣のまま、下手バルコから浮所くんソロ『Encore』。歌いながらステージ上手の高いところに移動する。

私はNEWS担なので手越さんのパフォーマンスも知っているのだけど、手越さんより情感のトーンも歌声のキーも低い(と思ったんだけど合っていますか……!?音楽の知識がないので自信がない)。本家がドラマティックなら浮所くんは等身大でひたすらにリアル。リア恋演出×浴衣の流れで歌うのにぴったりな雰囲気。「泣かないで 行かないで もう二度と」の苦しそうな歌い方がよかったなぁ。「行かないで」の切実さが特に印象に残っている。


金指くんのソロは『We Just Go Hard feat. AK-69』。

やんちゃな感じと堂々としたかっこよさが同居していて、今の金指くんにしかできないパフォーマンスだと思った。歌詞も努力家でチャレンジャーな金指くんにぴったりだったな!


『KISSIN' MY LIPS』は本家と同じ振りを見られて嬉しかった!!

唇をなぞる振りのところで伏し目がちに挑発的な表情をする浮所くん、セットの高いところにいたのもあって圧が強くてよかった。サビのフー!のポーズがきれい。体幹強い。これももう一度見たい&聴きたいので少クラで何卒!!


新曲『Boom  SHAKALAKA』がこれまたとってもかっこよかった。

歌詞は「ブンシャカラカブンシャカラカブーン!」しか聞き取れなかったけど、この部分がキャッチーで耳に残る。スモークに赤系の照明、台湾っぽい雰囲気のネオンの映像だったかな?

コンセプチュアルな楽曲をかっこよくパフォーマンスできるのはビジュアルの強さと歌やダンスのたしかな技術があってこそだと思うので、こういう楽曲がオリ曲に増えて嬉しい!

そして浮所くんの超ハイトーンフェイクがある~~!!!!新曲に限らず、曲のアクセントになるような高音を任されることが増えた気がしている。嬉しいなぁ。


歴代のサマステを振り返る映像の後、サマステテーマ曲メドレー。

浮所くんがもう本当に楽しそうに頭をぶんぶん振りながら踊っていて、ねえ、そんなに楽しいの、と思わず顔をほころばせて聞きたくなった。

眩しかったなあ。これから、ステージと客席の間が遠くなっていったとしても、その喜びが手に取るようにわかるような笑顔と優しくて強いまなざしは変わらないのだろうな、と確信する。きっとどこから見ても楽しそうなのがわかって、眩しくて、会場の隅々まで優しく見つめてくれる。大好きなその姿を、1秒でも長く見つめていられたらいいな。


アンコールの『未来SUNRISE』を聴きながら、美 少年の未来が楽しみだなあとしみじみ思った。夏の終わりを感じても寂しくないのは、美 少年と進む明日への期待が止まらないからだよ。

どこまでも優しくまっすぐな六つの星たちが、どうかこれからも愛し愛されて、たくさんの夢を叶えられますように!!かけがえのない時間をありがとう。


最後に、公演実施に関わったすべての皆様に感謝を。

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