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Local で WordPress の環境をローカルに作成する方法をご紹介します。

Local というツールを利用して WordPress の環境をローカル(自分のパソコン)に作成してみたら、とても簡単にサイトを作成、削除することが出来ることを実感しました。WordPress の作業や勉強が捗るので、楽しく継続できることにも繋がっていると思えます。

さらに、Local を利用して一番嬉しかったことは、「作成するサイトごとに PHP のバージョンが選べること!」でした。その理由は、のちほど書きたいと思います。まずは、インストールの方法からご紹介します。

Windows10 に Local をインストールする方法についてのご説明となります。WordPress の部分は Mac と共通だと思われますが、わかりにくい点などありましたら、ごめんなさい。

◆ 準備 Local をインストール

・ダウンロード

公式サイトにて実行ファイルをダウンロードします。
アカウント登録ボタンもありますが、直接ダウンロードボタンをクリックし、メールアドレスを入力すれば、無料でダウンロードして利用させていただくことが可能なようです。(2022/04/18 現在)

【 Download 】ボタンをクリックします。
Windows を選びます。
メールアドレスは必須です。
保存場所の選択 ディスクトップがわかりやすいです。
先ほどの画面が表示されなかった時は、自動表示されたこちらから。
保存された実行ファイル。
(2022/04/18 現在:local-6.3.1-windows.exe

・インストール

ダウンロードした実行ファイルを起動します。
保存先を指定します。
「Localを実行」にチェックされている状態で【完了】します。


◆ Local に WordPress をインストール

インストールの完了画面にて、「Localを実行」にチェックされている状態で【完了】すると、そのまま Local の初期画面( Local のサービス内容についての説明が書いてある画面)が起動されます。内容を確認して承認すると、WordPress をインストールするための画面になります。

【 CREATE A NEW SITE 】をクリックします。
任意のサイト名を入力します。

インストール方法を選びます。初めは、左側の【 Preferred 】を選ぶことをお勧めします。右側の【 Custom 】を選ぶと、PHP・MySQL のバージョンやサーバーの種類を選べます。

【 Preferred 】
PHP・サーバー・MySQL 種類やバージョンを、お勧めな設定でインストール出来ます。
【 Custom 】
PHP・サーバー・MySQL 種類やバージョンを、選べます。

どちらかを選んだら、右下の【 CONTINUE 】ボタンをクリックします。

WordPress の管理画面(ダッシュボード)にログインする際の情報などを入力します。
こちらの画面が表示されましたら、サイト作成は成功です!
【 ADMIN 】をクリックすると、WordPressのダッシュボードへのログイン画面が表示されます。
先ほど設定したIDとパスワードを入力します。
こちらの画面が表示されましたら、WordPress のインストールも成功です!
【 OPEN SITE 】をクリックすると、作成したサイトを直接開くことが出来ます。
インストール直後は、最新のテーマが適用されているサイトが表示されます。
こちらをクリックすると、サイトがインストールされているフォルダが表示されます。
ファイルの内容を確認したり、テーマファイルを直接カスタマイズする作業をする際に便利です。


続けて、新しいサイトを作成したい場合は、左下の【 + 】ボタンをクリックすれば、サイトを作成する画面が再び表示されます。

Local を利用して、ローカル環境に WordPress のインストールする方法についてのご説明はここで終了です。おつかれさまでした。


◆ PHPのバージョンが選べて嬉しかった話

この記事の初めに「Local を利用して一番嬉しかったことは、作成するサイトごとに PHP のバージョンが選べること!でした。」と書きました。ここからは、その続きとなります。

WordPress の環境をローカルに作りたいと思った時に、方法はひとつではありません。以前、私も MAMP(無料版です。以降に書いている MAMP についてもすべて無料版です。)を利用する方法についての記事を書かせていただきました。

その中で、現在公式サイトで入手出来る実行ファイルで MAMP をインストールした場合、WordPress に必須である PHP のバージョンは、Version8.x になりますとお伝えしました。

これは、実は少々悩ましい状況です。Webサイトを公開するために、レンタルサーバーに WordPress をインストールする場合、サーバー側で推奨する PHP のバージョンは、 Version7.x の場合が多いようなのです(2022/04/18現在)。通常、レンタルサーバーとローカルサーバーの環境は同じ状態にして作業したいところなのですが、最新の MAMP を利用した場合、Version8.x なので実現出来ません。

私は、新しい WordPress のサイトの立ち上げ準備と、MAMP の設定方法の確認のため、MAMP を一旦アンインストールして再度インストールしました。そこで初めて、現在ダウンロードできるファイルで環境構築すると、PHP のバージョンが Version8.x しか選べないのだと気づきました。これから大事な作業があるのに、余計なことをしてしまった、前調査が足りなかった、と反省しました。

そんな折、Local というツールを使って WordPress の環境をローカル(自分のパソコン)に構築する方法を教えていただき、Local なら、PHP のバージョンを、作成するサイトごとに選ぶことが出来ると知りました。私にとっては、簡単に操作できること以上に嬉しい情報でした。

MAMP と Local をローカル環境の中に共存させることは、すこし調整が必要な場合もありますが、もし 私のように PHP のバージョンについて悩まれている方がいらっしゃいましたら、ぜひ Local も試してみていただきたいです。


◆ MAMP と Local どちらも利用してみることをお勧めします!

今回、Local の素晴らしさについてご紹介したくて記事を書きましたが、もしこれから WordPress だけでなく、PHP の勉強もしてみたいと考えていらっしゃるなら、MAMP も利用してみることをお勧めします。

理由は、2つあります。
① PHPは WordPressだけで使われている言語ではないので、WordPressのためだけではなく PHPの勉強をしたい場合、Local ではない方法で環境を作成する必要があるからです。
② サーバー、データーベース、ファイルの構造や環境を疑似的に操作して勉強するためには MAMP の方が、深い理解を得られると感じたからです。


とはいえ、まずは、WordPress の勉強をされたい方に
Local を利用すれば、今日から始められますよー!
と、お伝えして終わりにしたいと思います。ありがとうございました。


2022/04/20 冒頭の文章内の誤字を修正しました。

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