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【紹介】Art Gallery Shirokane 6c グループ展「Shirokane Christmas」

皆さんは可愛いらしいイラストは好きですか?

oyasumi「夜の港」
今回の展示で特に良かった作品

筆者は作品を見るためによくギャラリーに行きます。

ギャラリーは、敷居が高い印象を皆さんは持っているかと思います。

2人の作家の作品、左は16mei、右はげこる

しかし、最近はアートの分野でも、アニメのようなサブカルチャーの文脈に沿った可愛らしい作品が多くあります。

本記事はギャラリーArt Gallery Shirokane 6cにて開催された グループ展「Shirokane Christmas」のご紹介となります。

記事を通して、ギャラリーに赴き作品を見る楽しさが伝われば、幸いです。

小田望風、左「オーロラの棲む夜に」右「特別な星を贈ろう」

※この記事にはギャラリーで撮影した写真を含みます。ギャラリーの方には撮影の許可および、SNSでの掲載の許可を頂きましたが、何か問題がございましたら、ご連絡ください。

※上記の通り本記事には作家の作品が含まれます。無断転載および、AI学習などへの利用などはお控えください。

※本記事は有料化及び、アフィリエイトなど収益化は現在および今後、いたしません。本記事が第三者に閲覧されることによって筆者に利益が生じることは一切ございません。

ギャラリーまでとギャラリーの雰囲気

恵比寿三丁目の交差点、出店が出ていて年末を感じる

Art Gallery Shirokane 6cは東京都港区白金にある小さなギャラリーだ。

最寄りの駅は広尾駅、白金高輪駅、恵比寿駅だ。どの駅からも15分程度歩く場所にある。

陸橋の下、いい雰囲気の町

少し不便かもしれないが、都内の中心地ではない場所を散歩するのは面白い。

白金という地名の印象から想像できない、人々が暮らす日常が息づいた町だ。

魚屋の前でからすみが天日干しされていた、白金というより下町だ

そんな雰囲気の白金北里通りを歩く。

白金6丁目に着き、赤いポストが見えたら脇の小道に入る。するとすぐに、ギャラリーArt Gallery Shirokane 6cが見える。

ギャラリー外観、小さくレンガ造りが可愛らしい

Art Gallery Shirokane 6cは小さなアートギャラリーだ。

コンセプトは「次世代のかわいい」。新進気鋭の作家の主に、絵画の作品を展示している。

コンセプトはかわいいであり、アートが身近ではない方も分かりやすい身近なテーマだと思う。

ギャラリー内、多様な作品たち

今回の展示はグループ展「Shirokane Christmas」だった。

グループ展は、複数の作家の作品を展示する。ギャラリーの雰囲気を感じられるので、初めての方におすすめだ。

本展示はクリスマスをテーマにした作品やそうでない作品など、様々な作家が書いた絵画が展示されていた。

ギャラリー内、グループ展は様々な作家の作品を見れるのでお得

作品を鑑賞するだけなら無料だ。また、作品を購入することもできる。

Art Gallery Shirokane 6cに展示されている作品は新進気鋭の作家が多く、会社員である筆者にも手が届くような大人しいお値段だ。

筆者は今回の展示で購入を申し込んだ。購入方法はギャラリーや作家によって異なるが、今回は抽選方式だった

作品たち
グループ展に参加された作家の作品を写真と共にご紹介する。筆者の感想も注釈に記載した。

小田望風「特別な星を贈ろう」
アクリルやメディウムを使って、ケーキの生クリームのような甘く可愛らしいテクスチャで描かれている。色がとても鮮やか。荒々しいタッチについ目が行ってしまうが、星に照らされた夜空のグラデーションも美しい。実物で見ると表面の凹凸が分かる。近くと遠くで見ると絵の雰囲気が変わって良い。
zukky「ひとつにもどる」
アクリルガッシュと色鉛筆。寒色系の落ち着いた雰囲気。二人の表情の違いやタイトルからストーリーのような文脈を感じられる。水の中にいるような透明さとコミックのようなはっきりとした輪郭の線と色分け。
16mei「星の群れ」
緑に画面が統一されている。茶寅の猫と羽の生えた朧気で薄幸な少女。ざらついた素朴なテクスチャと窓の外の木々に散らばる小さな明かりが、色合いだけでは感じられない冬の室内の温かさを感じられる。多分。
げこる「よるマフラー」
ごわごわで凹凸のある、まるでモルタルや火山石のようなテクスチャが油彩によってキャンバスに描かれている。風化したような雰囲気だが、彩度は高く青と黄色やオレンジの対比が美しい。遠くから目を細めてみると、二人の少女がいることが分かる。
zuzu「happy cake」
油彩の筆のタッチやうねりが感じられる作風。室内の冷たい暗さとろうそくの灯の暖かな光。光の当たるティーカップのふちの質感が綺麗。キャラクターの象徴的な部分である瞳やリボンなどの輪郭はサインペンによって縁どられている。それによって鑑賞者の視線誘導をしている。多分。
oyasumi「夜の街」
かなりカッコいい。彩度が高い色を隣り合うように配置している。色の使い方に綺麗なバランスがある。特に脚は日の光に照らされたビー玉のように輝いている。よく見るとアクリルガッシュ、水彩色鉛筆、水彩絵の具など様々な画材を使用していることが分かる。それぞれの質感の違いから作品が構成されている。美しい。
かにわに「エンジェルトランペット」
木製パネルにアクリル絵の具と色鉛筆で描かれている。画風と画材から何か幼い日々の中、学校で掲示されたポスターのような雰囲気がある。懐かしい夢、優しいまどろみのようなぬくもりを感じるとても可愛らしい作品。
いちにほ「プラチナ色に輝く」
ガッツリとグラデーションや水彩のぼかしを駆使した美麗な作品。一見デジタルで描かれたような作品が加工もなし、実際目の前に物体として現れるのは美しいし、面白い。手袋のレースやショートケーキなどの小物もしっかりと書き込まれていて、近くでじっくりと見たい作品。


まとめ

良いです。ギャラリーを見に行くのは

グループ展は様々な作風の作品を一度に見ることができます。

写真で紹介いたしましたが、実際に見ていただき方が作品の良さをより感じられます。

なお、今回の展示「Shirokane Christmas」は現在(2024年1月)終了しています。

同ギャラリーが企画した本郷東大前にあるギャラリーRiver Coffee & Galleryにて、グループ展「Another side of Winter Ⅱ~楽しい時 Fun Time~」が2024年1月2日から7日まで開催されています。

今回紹介した作家の方も多く参加されているので、興味がある方は是非、訪れてみてください。

最後に作家様のTwitter(現X)のアカウントを記載いたします。
記載順はギャラリー内での作品リスト順になります。

いちにほ@ichiniho_run
小田望風@kamisukimifu
oyasumi@oyasumizacca
かにわに@kanitowani8282
げこる@gekoruna
16mei@ju6mei
zuzu(すみません、SNSのアカウントが見つかりませんでした)
zukky@zukky000

#アート #ギャラリー #イラスト #白金 #絵画

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