0398:やくみん覚え書き/喪うことを恐れる
ふとしたことから自死遺族のTwitterアカウントをいろいろ読んだ。重たい。
元々は、病気で早逝した同僚のFacebook過去記事を読んでいた。人柄を反映した明るい文章の中に、本人のつらさ、家族のつらさが滲んでいた。そこからTwitterで同じ病気の娘さんを持つ母親のアカウントを見つけ、その方の別の娘さんが自死をしていたことから、次々と同じような境遇の方のつぶやきを読んでいった。
私も三人の子を持つ親だ。子供らには小さな時から「親より先に死んだらお尻ペンだからね!」と言ってきた。上二人は思春期にはいろいろなことがあり、成人した今もいろいろなことがある。それでも幸い元気で暮らしている。一番下は思春期まっただ中だけれど、自分の世界を作っている。
自分より若い家族を亡くした経験は、私にはない。けれども、「この子が事故で死んでしまったら……」という静かな恐怖の感情は、ずっとある。最初の子が赤ん坊の頃は、本当に可愛くて、その反動の恐怖も強かった。夢に彼が交通事故に遭う光景を見て跳ね起きたことすらある。
「死なれるくらいなら、どんな状況でも生きているだけでいい。あの時に、そう思ったんだ」
いずれ小説「やくみん! お役所民族誌」の中で、あるキャラクターに語らせる言葉だ。
やくみんは公務員小説という建て付けだ。しかし、決してお仕事小説の枠にとどめるつもりはなく、様々な要素──全て私の資質や志向に由来する──が混融することになる。そのひとつとして、発達障害の問題を取り扱う。具体的なことは今はまだ明かさない。ただ、人間集団の中で「普通の人」と違うことの苦しさ、組織と個人の対立といったことが、やくみんのメインストーリーと複数のサブストーリーの中で変奏されることを構想している。上記のような記事に読み入ってしまったのも、それがあるからだ。
やくみんの続きがなかなかアップ出来ずにいる。少しずつ、少しずつ、書き進めているよ。止まることはない。
--------(以下noteの平常日記要素)
■本日の司法書士試験勉強ラーニングログ
【累積140h10m/合格目安3,000時間まであと2,860時間】
実績150分。昨日分のドリルをやってから講義3回視聴。
■本日摂取したオタク成分(オタキングログ)
『交響詩篇エウレカセブン』第17~21話、アネモネ登場以降はエウレカもレントンも鬱展開が多い。並行して過去の人間関係が描かれ世界の広がりを見せる。
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