0210:動画表現

 コロナは社会を一変させた。様々な面でそういえるが、そのひとつが動画表現のハードルが下がったことだ。

 今日は妻の依頼により動画を撮影した。複数の人が楽器を演奏する動画を集めて合奏動画にする企画なので、私の役目は素材撮りのみ。これもコロナの状況下でなければ誰もやろうとは思わなかったであろう企画だ(顔を合わせてセッションするのが普通だからね)。

 私が動画編集をするようになったのは、数年前に家業関係の動画を作り始めた時だ。マクロメディア時代のFlashで遊んでいた経験からタイムラインとフレームの概念が分かっていたから、それほど戸惑うことなく馴染めたのは有り難かった。コロナの状況下で家業の動画の必要性も増し、月1~2本の編集作業を続けている。

 旧職場の役所では、従来広報動画は業者に委託して制作するものだった。しかしコロナ禍で複数の所属が内製での動画広報を行うようになり、プライベートで動画編集をしていた私は若手職員にAdobe Premiereの入門レクをした。若者たちはあっという間にPremiereを使いこなし、全庁的な動画PRオファーを受け入れるまでになった。今後もスキルアップをして、より良いものをより頻回に世に出すようになるのだろう。

 私もまた、動画編集のスキルアップを図りたいと思っている。今の所は基本的な機能しか使っておらず、凝った表現にはまだ手を出していない。特にAftereffectは使えるようになりたいものだ。

■本日摂取したオタク成分
『鬼滅の刃』第23~26話、これでテレビシリーズ第一期を最後まで追えた。原作も追いついて更に無限列車編まで読んだ、なるほどこれをこのクオリティで映画にしたんなら凄いものなんだろうな。実は本放送時、アニメのクオリティの高さと面白さはよく分かっていたのだが、ちらちら目に入ってくる原作の絵にはあまり惹かれなかった。魅力が十全とはいえない原作をアニメスタッフの力で秀作に仕上げたものだろうと独り合点して原作には手を出さずに来た。しかしDMMのキャンペーンを機に原作を入手し、アニメと並行して読み進めて気がついたことがある。これ、原作が既に素晴らしいんだ。絵は下手なのではない、描き込みが精緻でないだけでデッサンと描線はしっかりとしている。台詞回しもアニメはかなり原作に忠実になぞっている。言い換えれば、原作の時点でかなり台詞を練り込んでいて胸に響くのだ。なるほどねえ、これだけのヒットの力がよく分かったよ。『マンハント』なんとなく録画して観たけど、そうかこれ「君よ憤怒の河を渉れ」原作か。高倉健バージョンも以前録画してまだ観てないんだよなー。ワイルドセブン世代にはこの手のガンアクションは響く。

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