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0205:(WoWatch運動編001)慣れないことに慣れていく

 今日からフィットネスクラブに通うこととした。

 私に運動習慣はない。子供の頃から運動音痴で体育は嫌いだった。中学生の時にジャッキーチェンが日本で上映されるようになり学校の屋上で松田隆智『中国拳法入門』を読みながら真似事をしたことがあるくらいだ(なので中国拳法系は本を読んだり映画を観たりして今も気になる存在ではある)。公務員時代は通勤を兼ねた数十分のウォーキングがほぼ唯一の運動、それも退職によってなくなってしまった。

 もともと書斎派資質の私のこと、このままでは一切運動をせずに日々を過ごすことになる。それは健康上よろしくないのではないか。家族のためにも当面倒れるわけにはいかず、健康寿命を延ばすためにも運動をした方がいいのではないか。そんな義務感が頭をもたげたことが、今回の入会のきっかけとなった。

 というわけで、今日は初日。チェックインの仕方から何から全て聴きながらやる。分からないことは聴く、これが一番。まず最初に体の状況の測定がある。身長174.5cm体重が73.6kg、BMIはかろうじて24.2に留まっているが、ほんの一息で25を越える域だ。筋肉量は適正値内だが体脂肪率23.9%アブラマシマシ、じゃなかった「脂肪多め」の判定。まあね、それは測る前から知ってる。まったく運動していないありのままの姿を記録して、今後の数値がどのように改善していくか、そこが大事。

 ランニングや自転車などの有酸素運動と腕・腹・足の筋トレをして、ストレッチでクールダウン。今日の運動時間は正味40分くらい、それでもこれまでまったく運動してない身としては、いい汗かいた気がする。

 最後にお風呂。ここでプチ失敗。脱衣所で脱いで中に入り、まずは頭からシャワー……口元に違和感……あっ、マスク外すの忘れてた! コロナの今、運動中でもマスクは必須でずっと付けていたから、何の違和感もなくそのまま入ってしまった。見回せば他の人はもちろんマスクしてないし、「風呂ではマスクは不要、でも喋るな」の注意書きも後から気付いた。脱衣所にマスクを置いてから、あらためて体を洗い、湯船にゆっくり浸かる。大きなお風呂はいいよね、コロナ以前は出張がそこそこあったけれど、ユニットバス以外に大浴場を設けるホテルは嬉しかった。

 というわけで初めてのフィットネスクラブは心地良く終了。週2~3回通えば会費は決して高くない。水筒とランニングマシン用イヤホンを持って来なかったのが失敗、次回は持参しよう。

 人は経験を重ねて成長するもの。慣れない運動にこれから慣れていこう。

■本日摂取したオタク成分
『鬼滅の刃』第15~16話、チュン太郎かわええ。『進撃の巨人』第50~53話、盛り上がりの凄さに家族みんなで四話一気観。『プロフェッショナル仕事の流儀スペシャル 庵野秀明』放送時にTwitterが大評判だったこの番組をようやく観る。観入った。昭和のオタクにとって庵野秀明を含むDAICON FILMは特別な存在だった。「快傑のーてんき」「愛國戰隊大日本」は大笑いしたし、庵野がウルトラマンを務めた(文字通りの意味ね)「帰ってきたウルトラマン」はアマチュア作品とは思えない特撮映像で魅了し、ウルトラマン登場シーン以降はやっぱり大笑い。凄いアマチュア集団がいるなあ、と思っていたらやがてガイナックスとなり『王立宇宙軍 オネアミスの翼』の製作が発表され、そのイメージボードを観てむっちゃ期待が膨らんだ。しばらく待って作品が上映された時、予想を遥かに超えた素晴らしい内容に心を揺さぶられた。その後の同社の活動は言及する必要がないだろう。今回のドキュメンタリーで描かれた庵野秀明は、安野モヨコ描く監督くん、島本和彦描く若き日の庵野そのままのキャラクターだった。

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