見出し画像

あの日のオレンジ・エピソード(2018.5~2019.3)

あの日のオレンジ・エピソード(2015~2016年)|そにっぴー (note.com)

あの日のオレンジ・エピソード(2017~2018.3)|そにっぴー (note.com)

これの続きです。アイドルマスター ミリオンライブ!の楽曲「オレンジ・エピソード」にかこつけて、過去に撮った夕焼け・夕暮れの写真を垂れ流すだけです。アイマス要素はすごく薄味です。……いや、今回はちょっと多めかもしれないけど。
人生を振り返るのってね、年々やりたくなっていくんですよ……不思議ですね。ジジイか。


2018.5.5 確かにそこにいたんだ

これは横浜のどこかです。高層ビル群や背の高いクレーンに向こうがオレンジに染まる様子は、壮大な自然の中に沈む夕日とはまた違った魅力があります。
で、なぜこの日横浜に来ていたかというと……

そう、今は無きDMM VRシアターで行われたTHE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆です。この日行われていたのは雪歩公演でした。雪歩専用のセトリは、勇壮なImpervious Resolutionと、涙を誘うFirst Stepでした。
私の口から言うまでもありませんが、まさにアイドルがそこに立って生きているとしか形容できない最高のライブでした。2020年のアンコール公演が新型コロナウイルスの影響で中止になった苦い思い出があるライブでもありますが、未だにフォロワーとMRの話をすると止まらなくなるくらい充実した体験でした。なんとかして映像見れないものだろうか……。
MRの期間中はほぼ毎週末に異なる主演アイドルの公演があり、少し遠いですが、ほぼ毎週横浜に通っていました。だいぶお財布は薄くなりましたが、上の写真を撮れたように、たくさん横浜を散策したことも良い思い出です。

2018.7.22 まるで燃えるような

雲は多いけれど、山々の向こうが夕焼けに染まりゆく切なさを感じます。
これは栃木県の霧降高原に至る県道169号線です。ふもとの日光から空気のおいしい霧降高原まで走りやすい峠道が続く、大好きなドライブロードです。この写真はその道中で撮影したものだと思われます。

で、そこから山を下って日光のだいや川公園付近のコンビニまで来ました。山のふもとの川べりの綺麗な公園で、幼少期から日光・鬼怒川方面に来たときによく立ち寄っていた場所です。
コンビニで車から降りたとき、私は言葉を失いました。

「燃えるような夕焼け」って、本当にあるんだなあ……
や……スマホカメラの仕様とかもあると思いますが、記憶でもけっこうこんな感じでした。後にも先にも、綺麗なロケーションでここまで赤く染まった景色を見たことはほとんどありません。一期一会、というのはどのような景色も同じなのですが――同じ空というのは決して存在しえないのですから――そんな感覚を一層強く感じたのがこの日でした。

2018.9.27 水鏡

この年、職場の夏休を使って長野・富山・新潟を巡る旅をしました。
その2泊目、私は新潟県十日町市の松之山温泉に訪れていました。その近くで宿に着く前の夕方に撮った写真ですが、夕焼け空自体は雲が多く、綺麗に撮れていませんでした。しかし、僅かに夕焼けを映すものがありました。

車で来た記念のつもりで撮った写真ですが、その手前の水たまりに僅かにオレンジに染まった空が映っていました。逆さ富士のように、水面が映す風景というものには人を惹き付ける魅力がありますよね。
余談ですが、このプリウスは3年間私の馬車馬として乗り回されたあとに家車としてさらに酷使されていましたが、先日致命的な故障をきっかけにあえなくお陀仏となりました。世間ではミサイルと呼ばれ、私には年間最大3万キロ近く乗り回された可哀そうな車ですが、余裕ある走りと車内でどこまでも旅ができた、良い車でした。今振り返ると、こういう写真をちゃんと残しておいてよかったと思います。南無。

さらに余談ですが、このとき泊まった凌雲閣という宿が大変良かったです。

登録有形文化財に指定された本館は、なんと昭和13年の建築。歩くと心地よい音が鳴る館内は趣に溢れ、数々の山菜料理はどれも美味。

温泉旅館に来ている~! という気分にさせてくれる素敵な体験でした。人気観光地の絶景バリピカピカ旅館みたいなのも魅力的ですが、このようなロケーションでないと味わえない安らぎがあります。また訪れたいですね。

2018.12.18 一直線に

光とは、(障害物を考慮しなければ)一直線に進むものです。

だから夕焼けと”直線”は相性がいいのだと思います。
これはこのシリーズのブログに何度か登場している、今は無きお台場のトヨタの施設、メガウェブです。試乗用テストコースが、傾いた太陽に向かって一直線に伸びているのが美しいと思います。
これからお台場は再開発が進むので、もうこの景色を見ることは叶いません。でもきっと、新しい景色と新しい感動を作ってくれることと信じています。
また同日にはこんな写真も。

恐らく、お台場海浜公園の写真でしょう。海に沈む夕日が、水面に一直線に光の橋を架ける……これが好きなんです。だから海辺の夕焼けは好きなんです。まるで燃える太陽と、今立っている場所が繋がっているみたいで……。

2019.1.25 傷心旅行の最中に

旅は、いつでも楽しい思い出だけと共にあるものではありません。
この年の1月、私だけのせいではないのですが、仕事での失言を発端に大きなトラブルに見舞われて酷く落ち込んでいました。
ちょうどその最中に元々旅行を計画していたのですが、ほとんど行先を決めないままフラフラと江の島・鎌倉・笛吹・富士五湖・富士宮・伊豆を巡りました。行き当たりばったりの旅が好きなので……。前述のトラブルのこともあり100%楽しめた旅行ではなかったのですが、4年も経てばさすがに「そんなこともあったなあ」な気持ちで処理できるものです。

で、これはその初日に鎌倉近くの七里ガ浜で撮った海の写真です。美しい海岸に落ちる夕陽が、一瞬色んな悩みを忘れさせてくれました。こういうときこそ非日常に触れるのは大事かもしれませんね。
なお、この直後に大きな波が靴まで伸びてきて「ウワウワウワア!」みたいな情けない声を上げることになりました。なぜ覚えているかって? 波打ち際の動画撮ってる最中だったから私の声がバッチリ残っていたもので……。

2019.3.1 あの日の、未来のおはなし

夕焼けの名所、というのは日本に何カ所もあります。その一つが、千葉県の内房、館山の「夕日桟橋」です。

恋人の聖地でもあります。このとき一緒に来たの男友達だけど。

で、この日館山に訪れていた理由は。

今と未来のおはなし | sonny-harukaのブログ (ameblo.jp)

SSのロケハンでした。ちなみにこれはnote移行前のブログです。正直黒歴史寄りですが……

二次創作をしている方は、各々どんな動機で創作していらっしゃるのでしょうか。私については、表現したいものがあるといった単純な動機もありますが、一番筆が乗るのは納得いかないものを自分のなかで納得したいときです。
当時、ニコマスからアイマスにハマって無印春香が好きになった私にとって、いちばん納得できなかったのは天海春香のドームEDでした。いちばん良いEDなのに、春香の願いを正当な理由で断らなければならない……それがどうしても納得しきれませんでした。
そこで私は「あのエンディングの先を描いてみたい」という思いに駆られ、物語を作りました。当時の私が出した答えが、上記のSSです。

無印のアイマスでは活動期間が限られており、特にXbox版では52週間――すなわち1年間を越えて活動することができません。それゆえ、アイドルの誕生日を2回祝うことができないのです。だから、3月末の物語だと指定しました。春香の2回目の誕生日を祝えないことへの恨みを込めて。
それでも私は、あのEDの先で、春香が待ってくれているかもしれない……という可能性を信じました。それを形にしたいと願いました。それを叶えるためには、私が二次創作をするほかありません。つまり、上記の作品はとどのつまり私のエゴから生まれた、私のための作品なのです。
今思うと、傲慢で醜いとさえ感じてしまいます。しかし、確実に今の私には無いパワーがありました。願いの強さ故なのでしょうか。方向性故なのでしょうか。ただひとつ当時と今とで変わらないのは、やはり私は何か納得できないことがあると、それを二次創作へと昇華しているのです。

今回はここまで。また気が向いたらオレンジ色の記憶を書き綴っていこうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?