見出し画像

アメリカ大統領選挙にそこまでの関心がない

のは多くの日本人にとって同様なのではないかと思っているのだけれども、なぜメディアはこうも大量にこのことを報じるんだろうか。

何度も何度も「決定は遅くなる」と言っているのだから、続報があれば伝えるくらいでいいのに、みっちり時間をとって大統領選挙について報じる。今日のニュースは東京と北海道の次にアメリカの州の名前ばかり聞くという気持ち悪いニュースだった。NHKのニュース7。最初35分くらいアメリカのニュースを報じていた。何度も何度も聞かされた2000年のときの長引いたエピソードもまた流された。

こういうニュースが不必要のかと言われると、まあそうだとは言い切れない。もちろんNHKさんが「これを報じなければならない!」と社をあげて行っている報道なのだから、それをこんなペーペーが頭ごなしに否定するわけにはいかない。

でも、これに隠れてしまったニュースというものがあるんじゃないの?に尽きる。

いつも、決まった時間に、全国から、あるいは世界からニュースを集めて、そして、毎日安定した重量のニュースを届けてくれる。それはとてもありがたい。しかし、アメリカ大統領選挙のような、大きな大きなニュースがあるせいで、他のニュースをこの時間に知ることができない。そうすると、いつもみているニュースってなんだったんだろう、と感じてしまう。つまり、時間を「埋め合わせる」ためにニュースを集めて、そして報じていたのだろうか?そう感じてしまう。

まあ、確かにニュース番組って結構な時間をニュースではない謎のコーナーに占められている気もするが。

このことは毎日毎日コロナのことばかりの頃にも思っていた。でも、コロナの頃よりも今の方がよっぽど悪質に思える。コロナの感染拡大は、社会の動きを様々な面で止めた。これによって、本当にニュースが減ったというのはあったと思う。でも、アメリカの大統領選挙がやってるから、日本のニュースが減るはずはないと思う。

おまけに思うのが、日本の政治のニュースはまともにやらんくせに、なんでアメリカの話だとこんなに盛り上がるんだろうという疑問もある。確かに、日本の選挙は自民圧勝のクソつまらないものだから一瞬で伝え終わってしまうのかもしれないけれど、でも、そういう理由で短いのなら、それは本当にしょうもない。アメリカの大統領の話なら無知同士でも話せるから?エンターテイメント?

だからニュースっていうものは世界の全てを示しているようで、全くそんなことはないっていうことを自覚しなければいけない。最低限、俯瞰的にニュースを見れる媒体に頼らなければいけない。テレビは本当にアメリカ大統領選に甘えないで欲しい。もう、決まるのが伸びるのも、法廷闘争になりそうなのも、2000年に揉めてたのも、激戦州の名前も、全部耳にタコができるくらい聞いたから大丈夫です。

まあ、まだ2日目だから、と考えれば、僕が早とちりなだけかもしれない。明日からのニュースに注目します。

本もっとたくさん読みたいな。買いたいな。