自己紹介
こんにちは、
おやじの左手 と申します。
神奈川県在住、会社員。
趣味のひとつとして、1960年代の国産手巻き実用腕時計を集めて
こつこつと修理をしています。
主にSEIKO/Sportsman、Champion、Skyliner、CITIZEN/Homer。
日本の高度経済成長期。
激動の時代を支えたおやじたち(先輩方)の左手で、活躍した腕時計たち。
壊れることなど気にもされず、ガンガン使われた腕時計たち。
そして、
仕事、生活に寄り添い地道に時を刻み続けた腕時計たち。
裏蓋を開けた瞬間の微かな匂いは、喫煙者だろうか?
固着した竜頭は、水によるものだろうか、それとも汗?
出張が多い営業かな、デスクワークかな?
ひとうひとつ治すたびに、
どんなおやじたちの左手にあったのだろう、と勝手な想像が頭をめぐります。
ともに笑い、ともに泣き、
高級腕時計には無い、彼らだけの物語が、きっとあったことでしょう。
そんなことを想うとその姿が愛おしく、
彼らをこのまま朽ち果てさせたくない、
という思いから始まった趣味でした。
noteでは、
壊れた時計を見て思ったこと、
修理の中での時計との会話、修理や時計についての話、
時計の時代や自分の幼少の頃の思い出話、
人様から聞いた腕時計の思い出話など、
当時の方々にリスペクトを持って綴りたく。
そして、
今までは修理した時計たちをコレクションで楽しんでいましたが、
左手に在ってこそが、腕時計の本懐。
この場を借りてのお披露目と、骨董市やマルシェなどで、
少しずつお譲りできればと思っています。
今を頑張っている方々の左手で、彼らがふたたび活躍することを願って。。
どうぞ、よろしくお願いします。
FLH