『ブラック・トムのバラード』の読書感想文―どのようにして21世紀にクトゥルーものを書くか
ヴィクター・ラヴァル 著 藤井光 訳『ブラック・トムのバラード』東宣出版、2019(原著2016)
本記事は、上記図書の感想文です。この本を「読んで何を考えたか」タイプの話と、この本は「どのように書かれているか」タイプの話が混ざっています。ご容赦ください。
ネタバレもあります。差し出がましいようですが、もしよければ小説を読んだあとでご覧ください(以下ネタバレ回避のため画像を挿入)。
ラヴクラフトには人種差別という点で批判があります。その批判は、もっともなものです。な