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実際の課題を生で体験して、解決に奮闘する大人と考える場〜ロボットビーチクリーン活動を通じて

日本で初めてビーチクリーンロボットを集めてみた

1月14日に山口県の離島の周防大島で、テレビ山口さん主催の『ロボットビーチクリーン対決』のイベントの企画、実施をしてきました。今回は、海ごみのビーチクリーンに関するロボットを全国から集めて、子供たちとロボットとの共生を考える会です。

 以前話題にした、ボーイスカウトとのプラごみバスターズ大作戦のご縁で、海ごみが集まる象徴の場所としての開催です。

話を聞くだけではイメージがわかないのが本音

今回は、子供たちと海ごみとテクノロジーについて考えてもらいと思っていましま。しかし、実際子どもたちは海ごみの問題はあり、ゴミ拾いは大切ですが、どんな技術で解決できるのか、それにどんなハードルがあるのか全くイメージわかないのが現状です。
どんなに、学校で、海ごみのかいけつは大切、マイクロプラスチックが危ない、ロボットでゴミ拾いのサポートも始まっていると言われても、なんかすごいものが既に動いていて、自分にはあまり関係ないと思ってほとんどの子がスルーしてしまうのです。

みて、さわって、動かして

そのため、今回は実際に子供達に体験してもらいました。そして、このロボット使って、ロボットだけに任せるのではなくどう一緒にやっていくかを作戦を立てて実施してもらいました。
実際にやってみたら、砂が大敵で、なかなかロボットが前に進まなかったり、大型輸送ロボットだと、小さいプラごみとかは逆に拾えなかったり、ロボットも万能ではなく色々課題があることもわかりました。

大島商船高専の子が作ったペットボトルハンド。キャタピラがうまく動かなかったり、前日雨で砂が硬くてなかなか思うようにペットボトルが掴めない課題を目の当たりにした。
天の技の組み立て式ロボ。重たい流木もはこべます。ただ組み立て時にチェーンが外れるトラブルも。
仙台高専の自律走行ロボット。大きな流木やブイを楽々運ぶ。ただ、小さいゴミは拾ったりはできないことにも子どもたちが気付きました。
沖縄の小学生の田中くんが開発したマイクロプラスチック回収装置。砂と水を入れて揺らしてプラを分離して浮かばせる。大島にはそのまで細かいプラスチックは見つからないことも発見。
太陽建機のアシストスーツ。大人用ですが、大きな木材も2人で楽々運べるのが強み。子どもは残念ながらつけられません。

ゴミのたくさんの現場で拾うからわかってきた色々な発見。子どもたちも、完成品でないため、うまく動かないことがあって、残念がっていたこともありましたが、それも含めて発展途上の開発現場を目の当たりにしたのかなと思います。
この中から、ロボットでなんとか海を綺麗にしたいと思う子が1人でも増えてくれると良いです。

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