見出し画像

パッシブなファッションとは?「古着屋クローチ」の店名の由来について

「古着屋クローチ」の店名の由来は、衣服の保温性を示す値「clo値」(クローチ)から取りました。

そのままですね。

衣類を「性能」という観点で捉えてみた

私は大学卒業後ずっと建築業界に関わる仕事をしてきました。
建築の中でも特に「省エネ性」や「温熱環境」といった性能のことをキーワードに活動をしてきました。

どのようにしたら家計に優しく、夏涼しく冬暖かい暮らしができるのかといったジャンルです。

住宅の性能を示す値として「Ua値」「C値」「Q値」などの単位が出てきます。

極端な話、高性能な断熱材を分厚く施工して断熱性能を高め、省エネ性の高い暖冷房器具を設置すれば、快適に暮らすことができます。

ただ、その作り方がその地域にあっているかどうかは別の話です。
冬にお日さまの暖かさが有効に活用できそうな場所ならぜひ活用をしたいですし、逆に夏に陽が入りすぎて困りそうなら対策を考えたいですよね。

同じように衣類にも、その土地や暮らしにあった着こなし方があるのではないかと思いました。

ここ長野県佐久市は冬になると最低気温がマイナス10度になることもあります。
逆に夏には35度を超えることがありますが、湿度が低くカラッとした暑さです。

そのような外環境の地域で、どんな性能の家に暮らすかによって、必要となる衣類は変わってくるのではないでしょうか?

快適かつ、自分にあったファッション、暮らしにあったファッションを楽しめたら、毎日が楽しくなるのではないだろうか?

佐久市の環境を知り、住宅性能のことが分かり、衣類の性能のことも分かる、そんなポジションの服屋さんがあってもいいのではないだろうか?と思い「古着屋クローチ」を立ち上げました。

「服を買いに来たと思ったら、今住んでいる住宅の性能が低いことが分かり、いつのまにか住宅性能向上リフォームをして快適に暮らしていた」みたいなことが起きると面白いなと思っています。

パッシブファッション

地域工務店が生き残るには「パッシブデザイン」が重要と言われています。
同じように、地域の服屋さんが今後も様々な人に選ばれて愛される一つの観点として「パッシブファッション」(その土地や暮らしにあったファッション)といった考え方も重要になってくるかもしれません。

まとめ

建築業界に関わる仕事をし、「省エネ性」や「温熱環境」といった性能のことをキーワードに活動をしてきた。

その土地にあった建築があるように、衣類にも、その土地や暮らしにあった着こなし方があるのではないか

長野県佐久市の環境を知り、住宅性能のことが分かり、衣類の性能のことも分かる、そんなポジションの服屋さんがあってもいいのではないだろうか

古着屋クローチでは「パッシブファッション」。
その土地や暮らしにあったファッションを「clo値」という観点から提案をしていければと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?