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もっと自分に優しくしてもいい

自分のことを一番知っているのは、自分です
でも、自分の身に起こっていることに
気がつかないと知っているとは言えません

私の場合
娘が白血病だったので
付き添いをしながら「ゆっくり寝たい、お風呂に浸かりたい」
そう思うことがありました。

でも、次の瞬間に
「いやいや、化学療法で辛い思いをしているのは娘なんだから
もっと頑張らなくちゃ」そう思うのでした。

一瞬浮かんだ私の気持ちは
後回し、今は大事なことではないと
私自身が認めることはありませんでした。

確かにそうです。
大変な病気と闘っている娘に比べたら
大したことではないかも知れません

しかし、私の心のつぶやきは
私にとっては大切なことなのです。
私にしか感じられない
理解してあげられないことなのです。

こうして、25年も後回しにしてきた
心のつぶやきに
スポットを当てるのは
私自身です。

そのタイミングも
自分で決めていいのです。
それが、私にとって今なのです。
(一部であって全てではありませんが)

娘が病気になった時に
失ったものに
スポットを当てる時が来たのです。

私が私らしくいれる場所
私が自由に語れる場所
私と家族の未来
家族との関係
普通の暮らし・・・・

娘が入院し、付き添うことで失ったもの
これらを失ったって死ぬ訳ではないけれど
どれも私にとって大切なもの

カーテンだけで仕切られた
ベットの中が私と娘の居場所
時間も決められ
自由はありません

そんな生活をしていました
5年間も

じゃあ、今の自分は
何を感じてるんだろう?

失ったものは
娘以外全て取り戻した今
日々何を感じているのだろうか?

娘を失ったことで
時々自分の殻に篭りたくなります
静かに、一人の時間が欲しくなります

今月は娘の20回目の命日
胸の奥が苦しくなります
その日は、どう過ごそうかな?

仏壇に何かお供えしようかな?
それも、あんまり・・・・。
思いつきません。

そんな気持ちを
正直に感じてみて
無理に何かしようとはせずに過ごします

もし、当日何か思いついたら
したいことが見つかったら
したいことをしようと思います。

こんな風に
自分の感覚を大切に
無理をせずに
自然に生きていいよと許可してあげることは
自分に優しくすることだと思います。

自分にそれができるのは
自分だけですから。





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