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KIKIAU KOTONO ENERUGII #39

       迷いのない人生


両親は離婚しました。
不倫していた相手と、母は結婚しました。
私は私立の高校に合格し、新しい生活が始まりました。

高校に入った私が学校に通えるかどうかなんて
私は心配はありませんでした。
何故なら、私には看護師になる目標があったからです。

不登校をしていた私が入学できた高校は
看護学校に入学した人が、過去に誰もいませんでした。
しかし、進学係の先生が「できる限りやってみよう」
と動いてくださり、進学を希望する6人の同級生を集めて
連日、課外授業を行ってくれました。

やりたいことが有ると、人は強くなり、パワフルになり
迷いがなくなるもので
私は自分でも信じられないほどの集中力で勉強していきました。
そして、看護学校に合格することができたのでした。

不登校の子どもの大半は、学校、就職または結婚など
大人になるに従って、一般的な生活に戻っているそうです。
私は、不登校時代には、何故、学校にいけないのか
はっきり言って、分かりませんでした。

母は、理解のある人で
学校を休んだ日に、海へ連れて行ってくれたり
しましたが、心のモヤモヤは消えなかったし
学校に行ける気にはなりませんでした。

ところが、自分が看護師になると決めた
瞬間から全てのモヤモヤは消えました。
院内学級の先生、看護師長は一度も私に
不登校であることの理由を聞きませんでした
学校に行ったほうがいいと勧めませんでした
ただ、ただ優しい顔で
私の話を最後まで聞いてくれたのでした。

人って目標や目的があったら集中してやり遂げるものなんですね。
不登校の時には、どうしたらいいか分からなかったけれど
自分がどうすべきか分かったら
それに向かって、ただやるだけ・・・といった感じでした。

そして、不登校だった自分の人生を
全く悔やんでいません、後悔もありません。
どうしていいか分からずにいた私が
諦めずに信頼できる人を見つけ、心を開くことを決めた
勇気に感謝したいです。

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。またの訪問をお待ちしています : )