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KIKIAU KOTONO ENERUGII #50

    遊びから知る、子どもの能力


呼吸をするように、遊びます。

経験したことを遊びで表現します。

複雑な情報を遊ぶことで整理します。

急性リンパ性白血病だった娘が持っている
ぬいぐるみ、お人形の類は
みな絆創膏だらけでした。

腕に、点滴の絆創膏ときに爪楊枝
背中に腰椎穿刺の絆創膏
見るも無惨なぬいぐるみ達。

私は、ぬいぐるみの声優になって
「痛いよ〜、もうやめてよ〜」と泣き叫ぶと
娘はニヤニヤしながら「大丈夫だからね、すぐ終わるからね」
と、シャーペンでちくちく・・・・。

絆創膏を貼って「はい終わりましたよ〜」
そして、次の犠牲者を連れてくる。

2、3歳の頃は、この遊びに
何時間も付き合わされた。

私は看護師だから
実際に、娘がどんな処置をしているかが
手にとるように分かっていた。

そして、幼い娘もまた
自分が受けている処置
検査の手順を完璧に覚えていた事に
当時の私は驚いていた。

医療従事者、子どもに関わるみなさん
侮るなかれ
わんわんと泣き叫びながらも
子どもは全てを見ています
聞いています。

脅しではありません
子どもの遊びに
24時間365日×5年、命懸けで付き合い続けた
私が見た真実です。

お気をつけあそばせ



最後まで読んでくださって、ありがとうございます。またの訪問をお待ちしています : )