「勝者の思考回路 成功率100%のブランドプロデューサーの秘密」(柴田陽子)
ちょっと煽り気味のタイトルとは裏腹に、著者の等身大の生き方や信念が理解できる、とても深い一冊。
何か物事が起こっても、それを解釈するのは全て自分の頭の中だけ。であれば、何事に対しても、何か必ず気づきは得られる訳で、それは自分自身の捉え方次第だという事に気づかなければいけない。どんな小さい事でも、「丁寧に反応」し、どんなネガティブな事でも、「それを心の中でちゃんと受け止める」。
全て自分の人生に対して「当事者意識」を持って取り組まなければいけない。自分の人生を決めるのは自分自身に他ならない。
ブランディングとは、つまりはコンセプトである。そのために全てのベクトルをターゲットに向けて集約させる。
ニュートラルに自分を保つこととは、重心を左右に傾けず、低すぎず高すぎず、安定させることと理解。他者の存在を意識することとは、そこから動きを見ること。己を知り、敵を知ること。
失敗と学びの差は、自分によって決定される。
責任とは、他人の期待以上を求めること、クライアントの真の需要を見極めること。そのために考え抜くこと。どのような考え方、議論の仕方をすれば、そこに到達できるのだろうか。
自分の限界は自分が決める。「こんな仕事」だけではなく、人によっては「こんな生活」「こんな人生」と考える向きもあるかもしれない。でも、田坂広志さんが言うように、「人は、必ず死ぬ。人生は、一度しかない。人は、いつ死ぬか分からない。」
その中で、何をしなければいけないかは自明。
まずは月を目指さなければ、話にならない。でも、どこにも辿り着けずに、宇宙で野垂れ死ぬ可能性は?セーフティネットは必ず必要。
人脈とは、作るものではなく気づいたら出来ているもの。後先考えずに、目の前の人に誠実であることが一番大事なこと。
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